保健室の先生【柊一颯】

day18 ページ20

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ん…？あれ、ここは…？







何故か私は目が覚めたら白い空間の中で立っていた。





『あれ、、、私教室に居たはずじゃ…』







当たりを見回してもただただ白。






白い箱のようなものに閉じ込められてるみたいだった。






『……夢？』






とりあえず出口を探してみる。






だけどドアらしいものや窓のようなものは一つもない。







『どういうこと、、、？』








すると突然目の前に液晶が現れ何か映像が映し出された。








『…っ、これ、高一の時の私…


あの担任もいる…』







その映し出された映像とは私が担任にセクハラされていた時期のものだった。





『なん…で、、、』




階段裏の誰もいないところに担任に連れていかれる私。




それを拒んでいるが無理やり角に追いやる担任。







もう二度と思い出したくないものが目の前に現れて、喉の奥が乾き吐き気を催す。





『い、いや、…やだ……っ』






目を瞑ろうとしても何故か誰かに抑えられているように瞑ることができない。




見たくない…！！！いや…！！！！！






耳を塞いでるのに映像の中の担任の声と私の拒絶する声が通ってくる。







そして私が担任にスカートを捲られるところで
映像がカットされ違う映像に写った。






『…これは、教室…？』






次に移されたのは自分のクラスだった。







担任にセクハラな行為をされた直後だと思われる時間帯だった。





その理由は私の表情が物語っていた。






泣きはらした目で俯きながら教室に入る自分。







一体、これは誰からの目線なのだろうか、、、、。








そして


教室に入るとクラスメイト達の内緒話は私の話で持ち切りになる。




クラスメイトA｢霜崎さんってさ、担任とヤッたらしいよ、、、｣

クラスメイトB｢えーマジで？意外とやるんだね霜崎さんｗｗｗ｣

クラスメイトC｢ねー(笑)澄ました顔して結構汚れてんだねｗｗｗ｣


クラスメイトABC｢きったねぇーｗｗｗ｣








鼓膜から離れないあのクラスメイト達の陰口。






それが原因で私は教室に入ることが困難になってしまった。







教室に入ると匂いで気持ち悪くなり幻聴が聞こえるようになってしまった。





颯太も何度も｢平気だよ｣と言って教室に私を連れていってくれたけど治るどころか悪化するばかりだった。

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