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鬼殺隊に入るには、“最終選別”というものに合格しなければならない。
内容は隊士が生け捕りにした鬼がいる山で七日間生き抜くというものだ。
麓には、鬼が嫌う藤の花が一年中狂い咲いているため、鬼は山から出られないようになっている
『はい、幼い頃から藤の花に触れていたからだと思われます。』
「鬼舞辻の支配下から逃れていようが、藤の花を克服してようが、そいつが鬼であることに変わりはねェんだよ!鬼というものの醜さを見せてやる!」
そう言って自分の腕を斬ったから、私は止めようと慌てて走り出す。なんだろうこの匂い。今まであった稀血の人と桁違いに強い匂いがする。こんなの初めてだ。
「おい!不死川!」
音柱さんの声が聞こえる。
血がお庭に垂れないように、手ぬぐいを取り出そうとかがんだ時、背中に痛みが走った。風柱さんに刺されたのだ。
『ゔっ…!』
「不死川さん!やめてください。」
しのぶさんが静止の声を上げた。
まずい。一旦距離を取ろう。
後ろに跳ぶと、今度は首を狙ってきた。
鞘で受け、透明な刀で風柱さんの方に、部屋の外から差し込む光を反射させる。
一瞬目を瞑った時に、彼の手から刀を抜き脚を払う。
彼が避け上へ飛んだところで、分厚い胸筋を蹴り上げる。
風柱さんは上へ吹っ飛び、私の手には彼の刀が握られている状態。
落ちて怪我をしたら大変だから、刀を置いて風柱さんを受け止める。
横抱き、通称お姫様抱っこの格好になった。
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作者名:暁 夕暮 | 作成日時:2022年4月6日 14時