鬼殺隊には鬼の女の子がいるらしい【鬼滅の刃】 (ページ12)

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うーん、これからどうするか。

そんなことを考えながら羽織をたたみ、袋に入れる。

御館様は他の隊士には秘密にしておくって言ってたし鬼殺隊内では大丈夫なんだろうけど…。

柱にバレたのはどう考えても損だ。

合同任務とか行かされるのかな…。

あの個性的な面々と？嫌だ！

「Aちゃーん！着物、選びましょ♪」

『・・！はい！』

そんなに走ってこなくても。

「隠の人、入っていいよぉ〜」

“隠”とは、鬼殺隊を陰で支える人々のことだ。

一般人を避難させたり、隊士が鬼を斬った後の処理をしたり…

隊士以外にもたくさんの人が鬼殺のために働いている。

「失礼します。」

隠の女性はそう言って、持っていた風呂敷を広げた。

中には色とりどりの布の切れ端が入ってある。

思わず声が漏れた。

『わぁ。』

すると甘露寺さんは嬉しそうに言った。

「ふふっ、すてきでしょう。Aちゃんにはこれが似合うんじゃないかしら？あ、これもいいわね？」

どんどん布の切れ端を出していく甘露寺さん。

その一つひとつをよく見ていくと、直感的に響くものがあった。

『甘露寺さん、これがいいです。』

私が甘露寺さんに見せたのは桜の花があしらわれたもの。

なぜ、これを選んだのかというと、
なんとなく、甘露寺さんの雰囲気に似ている気がして。

「まあ、きれい。それにしましょう！」

「では、測定を行います。」

隠の人が私の体を手際よく測っていく。

「終了です。隊服は一週間後に届く予定です。失礼します。」

隠の人を見送ったあと、甘露寺さんに衝撃の提案をされた。