甘露寺の家 ページ11
「改めて初めまして、私は恋柱の甘露寺蜜璃よ〜!これからよろしくね♡」
『はい、お願いします。私は藤宮Aです。階級は丙、13歳です。』
「きゃー!かわいいわ。まずはお風呂に入って、髪の毛を綺麗にしましょうね。そのあと服を貸してあげるわ。隊服はついでに新調しちゃいましょう!下弦を倒したところだから、しばらく任務はないでしょう?」
“下弦”というのは鬼の位のようなものだ
鬼の中には“十二鬼月”というものがあり、鬼舞辻によって12人の鬼が選ばれる
上弦の壱、弍、参、肆、伍、陸、
下弦の壱、弍、参、肆、伍、陸
の順で位が下がっていく
下弦といえども多くの隊士にとっては脅威である。怪我の回復を見越して、お館様も十二鬼月と戦った隊士には任務を与えないことが多い。
『任務はありませんが…その、服はいいんでしょうか?』
柱は一人一つ、御館様に邸宅を与えられる。
一般隊士が柱の邸宅に住まわせていただくだけでなく、服を借りるなんておこがましいにも程がある。
「大丈夫よぉー!どういうのがいい?お風呂入ってる間に買ってきてもらうから!」
服は選ばせてもらえるんだ。でも甘露寺さんのお金だし。
『いいんですか?お金は後で返しますので。』
「いいのよ〜!柱のお金は制限がないから♡」
えっ。知らなかった。
だからカナエさん、たくさんご馳走を用意しててくれたんだ。花柱って言ってたな。
『それではお言葉に甘えて。』
「じゃ、お風呂沸かしてくるわね♪」
そう言ってそそくさと出て行ってしまった。
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作者名:暁 夕暮 | 作成日時:2022年4月6日 14時