僕だって 【時透無一郎】

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A「ごちそうさまでした！」









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数人での食事もお開きになり、自宅最寄りの駅へ着いた。





社会人2年目の私は、

ひとり暮らしの生活も


街灯があまりない薄暗いこの道も少し慣れてきていた









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A「ただいま、っと」









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誰もいないとひとりごとが増えるって話、本当だと思う




なにか話してるってわけではないけど、

「よいしょ」とか「んー」とか


言ってるな、って思う時がある←









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A「やっぱり無一郎くんの連絡先聞いておけばよかったな…」









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先輩と少し年齢は離れてるし

学生と社会人じゃ環境が違うのはわかってるんだけど


それでも少し、話を聞いてほしいと思ってしまう。






SNSを少し探してみたけど、無一郎くんらしきアカウントは何もなかった









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A「義勇さん…」









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