僕だって 【時透無一郎】

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さりげない仕草だったのかもしれないけど


夏休み中の進路指導、と聞いてから今日まで


少し不安だった私の気持ちが少し晴れた気がした。









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A「こちら私の上司の冨岡義勇さんです」


無一郎「よろしくお願いします」


義勇「あぁ」









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紹介したのはいいけど、気まずすぎる…。




二人の共通は私しかいないから、と思って


必死に話題を探すけど


全くと言っていいほど何も出てこない









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無一郎「…で、何か用ですか？」


義勇「いや、」









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最初に話しかけたのは無一郎くんだった。




言い方に少し棘があるように聞こえたけど


そう感じたのは私だけだったみたいで


義勇さんは「一旦休憩をしようと思って」と普通に返事をしていた









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