Part - 1 (１) ページ6
そう二人が息巻いた瞬間 、
辺りは真っ白な光に包まれた 。
あまりの眩しさに目を閉じていると 、
開いた瞬間 風景が変わっている事に気付けなかった 。
まるでマジック 。
いや 、最早それ以上のものだ 。
魔法 …… なんて 、幼稚園以来 口にした言葉だ 。
でも 今の状況を説明出来る言葉はそれしかない 。
「 …… すっげぇ … 」
「 ほらライカ 、グズグズしてる暇はないわよ 。
もうコーデチェンジを済ませちゃいなさい ？ 」
「 あっ 、ハイ ！！
… あれ 、でもあたし服とか持ってない … 」
「 あぁ 、それなら安心して頂戴 ！
折角だし ここでストーンデコについて教えるわ ！ 」
「 ストーン デコ … ？？？ 」
頭に？を浮かべるあたしを余所に 、
めが姉ぇさんはどこからともなく持ってきた
綺麗なハート型の石と 沢山の飾りを用意した 。
「 さぁ 、ライカちゃん 。こっちに来て ！ 」
呼び掛けに応じて駆け出す間に 、
もう 彼女の説明は始まっていた 。
「 これがストーン 。
デコを取り付ける 土台みたいなところね 。
そしてこれはデコ 。
沢山の種類があるでしょう ？
このデコは 選択次第で色んなコーデが作れるの ！
試しに一つ 、デコってみたらどうかしら ？ 」
そう言われて 銀色のストーンを一つ手渡された 。
「 えぇ〜 ？？
急に選べって言われても 、
あたし全然分かんないスよ〜 ？ 」
「 あら 、どれを選んでもいいのよ ？
自分の心に従って 一番自分らしいと思えるデコを
手に取るだけ 。
大丈夫 、間違いなんてないんだから ！ 」
「 "みんな違って皆いい" が 一番困るんスけど …
ん 〜 … にしても 可愛いのばっかだな …
自分の心に従って 、ねぇ … ？
あ 、コレ めちゃ良いかも … ！！ 」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かんぱん | 作成日時：2023年11月12日 20時
