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… ショーをしながら ふと思ったのだが 、
どうやら あたし達 は 相性が良いらしい 。
あたしが歌えば 彼女は踊る 。
彼女が歌えば あたしが踊る 。
たいした打ち合わせもしていないのに 、
何故かピッタリ合ってしまう 。
それが嬉しくて 、楽しくて 、
ついつい ずっと踊っていたくなる 。
気分が乗って ジャンプをしようと準備をすると 、
彼女も察したのか
あたしに併せて 彼女も感覚でタイミングを合わせて
同時に飛んだ 。
「「 スタースプラッシュ ！ 」」
調子も乗って 、 2連続 。
「「 ミス フェアリーガール ！ 」」
これはイケる！ と思い 3連続 …
と いこうと思ったが 、
飛ぼうと思った瞬間 隣にいたりんねサンが
ぱたり と リンクに倒れ込んだ 。
「 … ええっ ！？
ちょわ 、 りんねサン！！！
大丈夫スか ？ 生きてる ？？？ 」
りんねサンの肩を抱いて 、 ゆらゆら揺らしても
反応は無し 。
どうしようどうしよう …… と
慌てていると 、 突然 背中に何か固いものが
当たる感触がした 。
振り向くと 、 そこには 真っ赤な顔をした
タマゴ型のクジャクが 。
「 くぉらー！！
ワシのりんねに何をするか この小娘が ！！！ 」
「 ひゃ 、 ひゃい ！！！ 」
彼(？) に叱責されたのも束の間 、
ぱちりと瞬きをすると 二人は一瞬にして
どこかへ行ってしまった 。
なんだか全てがあっという間すぎて …
… もしかして 、 アタシ 悪い夢でも見てました ？
なんて思いながら スケートシューズを脱ごうとする
その手の中には 、 先程着ていた
白いドレスのストーンが混じっていた 。
「 りんねサン …
また会えたら 、 これ返さなきゃ 」
続く (更新停止中)
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作者名：かんぱん | 作成日時：2023年11月12日 20時
