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その後 、みあさんのショーが始まったが
ラストのジャンプで焦ったのだろうか 、
タイミングをミスって転倒 。
結果的にあたしの勝利となったが 、
正直 歌もダンスもみあさんの方が素晴らしくて
ジャンプ失敗がなければ多分 …
いや 、絶対あたしは負けていたと思う 。
「 みあさん 、お疲れ様でした ！
みあさんのショー とってもカッコよかったです ！！
いっぱい参考になりました ！！ 」
「 ライカぁ …… 」
みあさんは一度しんみりしたような顔をすると 、
突然あたしを抱き締めてきた 。
「 お前は良い後輩だよぉぉぉ ！！
ショーも ！ 今回はアンタの方が一番だった ！！ 」
「 えっあっはいっ ！？ 」
焦りながらも彼女を引き剥がし 、
改めて対決の結果を伺った 。
「 勝負 ？ 勿論ライカの勝ちでしょー ！
ねっ 、ペンちゃん先生 ！！ 」
振り向くと 、あたしの後ろには
半分呆れたような顔のペンギン先生が 。
「 はぁ 、アンタ達ってば 二人揃って
人の話を聞かないっつーか …
ま 、いいわ 。
それよりライカ 、初めてのショーはどうだった ？ 」
「 えぇー ！？
ライカ 、あれ初めてのショーだったの ー ！？？
そういう事は早く言ってよ ー ！
初心者ならちょっと手加減してやったのに ー ！！ 」
「 それ言ったら勝負じゃなくなるじゃないスか ！
… へへ 、ショーはめちゃくちゃ楽しかったスよ ！
さっき言った通りスが 、
みあさんのショーも超凄くって ！
くっそ参考になりましたっス ！！ 」
「 えぇ〜 ？ いやぁ 、それ程でも〜 …
あるかな ！ 」
「 本当にみあはどうしようも無いわね …
さ 、デタラメな対決だったとはいえ
これで晴れてプリティートップの仲間入りね 。」
「 おめでとう 、ライカ ！
スタァになったからには 一緒にレッスンしたり 、
ぶつかる事もあるかもだけど …
あたし達は 仲間だね ！ 」
「 これから忙しくなるわよぉ〜 ？？ 」
二人の温かい視線に 、これからも応えたくなった 。
「 …… はいッ ！！ よろしくお願いしまっス ！！ 」
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作者名：かんぱん | 作成日時：2023年11月12日 20時
