【プリティーリズム】虹端の君と (ページ2)

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「貴方もプリティーリズム、

　やってみない？」

突然そう声を掛けられた。

ある日の放課後、帰り道。

今日は普段と違う道で帰ってみようと思い立ち、

いつもは見かけもしない駅前を通って帰って。

その途中で声を掛けられたのだ。

振り向くと、「 Prism Stone 」と書かれた大看板の下

こちらに微笑みを向ける赤眼鏡のお姉さんが居た。

その視線はあたしの返事を待っている様で。

「プリティー、リズム …… ？」

「そう。
　知らないかしら？今話題のゲームなのよ。」

… そういえば、クラスの女子達が

デカいトランクを学校に持って来たりしてたような。

「あー…… でもアタシ、そういうキラキラとか
　すげぇ向いてないんで … 」

「そんな事ないわよ！

　女の子には誰だってプリズムの光があるの！

　そうだ、一度やってみない？

　きっと虜になるわよ！」

「いや、マジそういうのいいんで …… ！！」

「いいから、ものは試しに！

　ほら、コレをここにセットして … 」

… 結局、お姉さんの押しに負けて

一回だけプレイさせてもらう事になった。

「 … アレっ、お姉さん！？
　なんかこの台隣より光強くない？」

「えっ … え〜っ、ウソぉ！！

　 … えーっと、君！

　とりあえずこっち来て！」

そう言って、お姉さんに腕を引かれて

半ば目を回しながら走り回った。