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57,ライブ当日 ページ7

次のライブについての
説明や打合せを済ませて
エマちゃんと分かれる。

碧井「コラボする曲はどうしよっか?」

A「お互い知ってる曲がいいなー…
って、碧井くん音楽は結構何でも知ってるんだよね」

碧井「一旦帰ってゆっくり話そうか?」

A「それがいいや」

お試しのお付き合いを始めてから
週末のルーティンが変わった。

今までの様に金曜日の夜はバーに飲みに行くのだが
その後は、決まってどちらかの家に二人で帰る。

帰る家は毎週交代していて、泊まる側はバーに行く前に
一旦帰り、荷物をまとめてから飲みに来るのだ。

そのまま土日を過ごし、週明けの月曜日は
泊まった家から出勤する。



今週は俺の家に彼女が泊まる番。

金曜日の夜から俺の家で過ごし
土曜日の今日も、一日俺の家にいる事になる。

A「エマちゃん、可愛い子だったね」

碧井「そう?」

A「里美ちゃんとは違う種類の
愛嬌のある後輩って感じ」

碧井「あー…そう言われればわからなくもない、かも…」

A「違うの?」

碧井「かなりズバズバと意見言われてきたから…」

A「なるほど」

家ではお酒も飲みながら話が盛り上がる。

ライブでやる曲も決まり、今日はもう寝る時間。





碧井「…ふふ、可愛いよ」

A「もう…っ」

泊まりの夜はそういう事もする。

もちろん、彼女の体調次第で毎回というわけでもないが…

何度しても幸せな気持ちでいっぱいになる。





彼女とのお試しのお付き合いを始めてから
約1ヶ月半が経過した。

例のライブの当日を迎える。

A「うぅ…大丈夫かな…」

碧井「大丈夫だよ。沢山練習したでしょ?」

出番直前。
緊張する彼女を励ます。

…正直言うと、俺も緊張している。
やはり本番前というのは何度経験しても緊張するものだ。

しかし俺の緊張よりも彼女の緊張の方が大きいのは確か。

初めてのステージだもんね。



エマ『ではでは〜!お次は碧井さんと…今日、
初ステージのAさんがコラボ演奏をしてくれます!』



主催兼MCを務めるエマちゃんの声に、客席が盛り上がる。

ステージのライトが俺達を照らした。

58,反響→←56,エマの誘い



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設定タグ:オリジナル , 男主人公 , 片想い   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:麦兎 | 作成日時:2021年10月21日 0時

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