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今日は珍しく大ちゃんが大学もバイトもない日。
のんびり家で過ごす予定。
「なぁー山田。今度旅行行かね?」
旅行。
聞きなれない単語に少し胸を弾ませる。
「旅行?!え、行きたい!
……でも大丈夫なの?」
大ちゃんはいつもバイトや大学で忙しい。
そんな時間、あるのだろうか。
「俺、もうすぐ春休み入るんだよ。
だから、二人で旅行でもどーかなって。」
「ふ、二人……」
いつも二人でいるけど、なんだかちょっと緊張しちゃう。
胸がドキドキする。
「いや、二人が嫌なら知念とか誘うけど!ね?」
顔を赤くして言う大ちゃん。
なんだか可愛い。
「ふふ、ううん。
大丈夫だよ。むしろ嬉しい。」
そう言うと、ほっとした大ちゃんは、僕の頭を撫で、
ふわっと僕を抱きしめた。
「えっ、だ、大ちゃん?!」
「わ、ごめん。あまりにも可愛すぎて…」
突然のことに顔がボンっと赤くなるのが自分でもわかる。
頭を撫でられることはよくあるけど、こうやって抱きしめられるのはない。
前に一回、泣いてた僕を慰めるように抱きしめられた事はあったけど。
自分の心臓が、うるさい。
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むぎた .(プロフ) - kouさん» ありがとうございます。その言葉がなによりも励みです!長くなるとは思いますが山田君と有岡君を見守ってやってください。 (2018年8月9日 20時) (レス) id: 451ddd23d9 (このIDを非表示/違反報告)
kou - 続き楽しみです。 (2018年8月9日 19時) (レス) id: 6fef2e555d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2018年7月22日 16時