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無事講義も終わり、帰る準備をする。
知念は先に帰り、後でうちに来る。
俺はいつもの道を通って歩いた。
歩いていると、公園でずっとキョロキョロしてる男性がいた。
何か探し物でもしてるのかな。
俺の悪い性格なのか、困った人を見ると助けたくなる。
「__なにか、探してるんですか?」
「……まぁ、そんなとこです。」
話しかけると一瞬こちらを向き、俯いてしまった。
「一緒に探しても良いですか?」
ばかだ俺は。なんで知らない人なんかの探し物を手伝おうとしてるのか。
「……多分ここには無いので、、良いですよ。ありがとうございます」
少し困った顔を見せる男性の顔は、マスクで半分隠れているが
整った顔立ちだってのが分かる。
少し、山田に似てるな。
なんて思いながら、男性がまた口を開いた。
「あの、手伝おうとしてくれたお礼に、今度何かご馳走しますよ。
...連絡先聞いても?」
顔を上げ、目を見ると男性のさっきまでの困った顔とは違う、優しい目をしていた。
「え、良いんですか?」
「はい、、なんか、すごく親切な方ですし、何かお礼がしたくて。」
「……じゃあ、お言葉に甘えて。」
男性と連絡先を交換して、そこで別れた。
「あ、名前聞くの忘れてた。」
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むぎた .(プロフ) - kouさん» ありがとうございます。その言葉がなによりも励みです!長くなるとは思いますが山田君と有岡君を見守ってやってください。 (2018年8月9日 20時) (レス) id: 451ddd23d9 (このIDを非表示/違反報告)
kou - 続き楽しみです。 (2018年8月9日 19時) (レス) id: 6fef2e555d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2018年7月22日 16時