36 ページ38
__ar.side__
.
「大ちゃんって、なんで俺を助けてくれたんだっけ。」
もう時計の針は23時を指していて、今から二人で寝ようと思った時
隣で寝ていた山田がそんな事を聞いてきた
なんで……
そんなの、決まってる。
「あの時、ずっと公園でホームレス生活をしていた山田を見て、
あぁ、なんでこんな綺麗な顔した男の子がこんな生活してるんだろうなって思って
毎日大学とかバイトの行き帰りで見かける山田が
本当に一生懸命で
山田の悲しそうな大きな目から
目が離せなかった。」
隣にいる山田の目をしっかりと見て、俺の気持ちを伝える
山田の目はちょっと涙が溜まっていて、今にも出てきそうだった
「そんな山田が、過去に色々あったって聞いて、
更に救いたくなって、…
____恋をしたんだ。」
山田の溜まっていた涙はついに溢れてきて、でも山田の顔は嬉しそうだった
「僕は、誰かに、心から、愛してくれる人なんて、この世にいないと思ってて、
お母さんも、っ、お父さんも、俺を、必要としてなくて、、
僕は、誰かに、っ愛されたくて、、」
涙でくしゃくしゃになった山田を、俺はそっと抱きしめた。
351人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むぎた .(プロフ) - kouさん» ありがとうございます。その言葉がなによりも励みです!長くなるとは思いますが山田君と有岡君を見守ってやってください。 (2018年8月9日 20時) (レス) id: 451ddd23d9 (このIDを非表示/違反報告)
kou - 続き楽しみです。 (2018年8月9日 19時) (レス) id: 6fef2e555d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵 | 作成日時:2018年7月22日 16時