水たまり＿。 【ar×ｙｍ】

番外編 光さんのクリスマス ページ37

__hk.side__





「なぁ、今日クリスマスだよなぁ？」

「あぁ、そうだな。」



今日はクリスマス。


せっかくカップルにとってはとっておきのイベントだってのに、

俺の恋人は………



俺の恋人の薮宏太は、すげぇイベントに興味がない。





薮は社会人だけど、やっぱり真面目な薮はエリートと呼ばれている。


真面目__だからなのか、イベントに冷めてるんだ。






流石にお互いの誕生日は祝うけど、特にクリスマスは薮はまっったく興味がない。








もう一度言おう、まっっっったく興味がないんだ。








もう付き合って2年なのに、どうしてこんなに冷めてるのか。







「ねぇ、薮…」





甘えた声で薮を見つめる




「……なに、？」




でも薮の態度は素っ気ない。




「もう薮のバカっ！俺はずっとお前と楽しくクリスマス過ごしたいってのに！！」



そう怒鳴っても返事がない薮。






もういいもん。





「っ、…薮？」



いじけてそっぽを向いていると、突然ソファに押し倒され、俺の上には薮がいた






「…クリスマス、興味ないんじゃねーの、？」



そう聞くと、薮は俺の口を唇で塞ぐ





「……" 楽しいクリスマス " にしたいんだろ？今までごめんな。
光の言葉で目冷めたわ。







___俺と楽しいクリスマス、過ごそ、？」





そう、薮は俺の耳元で囁いた。




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