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「大ちゃん、遅くなるんじゃなかったの、?」





「用事が無くなったから、今日は夕方に終わった。
そしたら家に山田いないし、連絡しても返事ないから探し回った。」






息が荒い大ちゃんは、よっぽど僕を心配して必死で探したんだなって思った。







「それより、……いつまでそこにいるつもり?次、山田を傷つけようとしたら、今度はタダじゃおかないからな。」




そう大ちゃんは睨むと、そいつはチッと舌打ちをして走って逃げて行った。








「大ちゃん…ごめんなさ、」



「ごめんな。早く来れなくて。__守ってやれなくて。」


大ちゃんは悲しそうな顔をして僕の頭を撫でた。






" 守ってやれなくてごめんな、涼介。 "


悲しそうな目をしてそんなことを言った、あの日の父さんとすごく似ていた。



いつの間にか僕の目からは涙が出てきて、大ちゃんは僕の背中を優しく撫でてゆっくりと歩き始めた。




その大ちゃんの手を握り、それに着いていくように僕も歩き始めた。

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むぎた .(プロフ) - kouさん» ありがとうございます。その言葉がなによりも励みです!長くなるとは思いますが山田君と有岡君を見守ってやってください。 (2018年8月9日 20時) (レス) id: 451ddd23d9 (このIDを非表示/違反報告)
kou - 続き楽しみです。 (2018年8月9日 19時) (レス) id: 6fef2e555d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年7月22日 16時

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