近距離遠愛【Snow Man】 (ページ5)

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向井side__

随分親しげに話してるAちゃん

確か、たつくん？とか言ってたような

向｢な、葵ちゃん、あの人Aの彼氏？｣

特別騒ぐわけでもなくスタスタと足を進めていた葵ちゃんに声をかけると

葵｢え？違うよ、幼馴染！笑｣

向｢幼馴染、｣

自分でも思ったわかりやすい安堵

葵ちゃんもそれに気が付いたのか

葵｢って思ってるのはAだけかもね～｣

ケタケタ笑って教室に入って行った葵ちゃん

クールそうな感じ出しといて、中々いたずらっ子な所あんねんな

向｢にしても近い｣

目｢…康二、あんま見すぎてっとバレんぞ｣

向｢幼馴染やからってあの距離感はおかしいやろ｣

ドアからこっそり見ていると

向｢っあ！｣

幼馴染のあいつと目が合った

なんでかわからんけど、隠れたら負けな気して少しだけ睨む

深｢…っふ｣

勝ち誇ったように笑ってAちゃんの頭をポンポンッと撫でて自分の階に戻って行った幼馴染

負けたくない、そんな気持ちがふつふつと湧いてくんのはもうAちゃんのことが好きやから？

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向｢…めめ｣

目｢ん？｣

向｢モテテク教えてや｣

目｢…は？｣

向｢モテテク使わな勝てへんねん！｣

目｢いや、待って康二｣

向｢あ！帰り本屋寄るから付いてきてな、｣

目｢…なんで｣

向｢モテテクの本買うねん、あとー…｣

目｢康二、一旦落ち着け｣

向｢え？｣

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