近距離遠愛【Snow Man】 (ページ19)

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向井side__

俺たちが購買から戻ると楽しそうに葵と話しているA

向｢っえ、！A！｣

俺が大きな声で名前を呼ぶとびっくりした表情でこっちを見て、一瞬で安堵の表情に変わった

向｢ほっんまに心配したんやで、てかそんなに早く戻ってきて平気なん！？あかんやろ無理して戻ってきたら！！｣

『ちが、違うよ康二、もう平気なの笑』

目｢お前落ち着けって、笑｣

葵｢……なんで汗かいてんの笑｣

向｢…っはあ、ほんまに～…！｣

その場にへなりと座り込むと、ふへへ、なんて何故か嬉しそうなA

向｢なんもおかしいこと言ってへんやろ…笑｣

『そんなに心配してくれてたんだなあって、嬉しくて。笑』

ありがとう、なんてふわりと笑うA

あぁ、この笑顔が見れるならなんでもいいや、なんて自暴自棄になって手に持っていたパンを口に突っ込む

目｢急に食べんね笑｣

向｢腹減ってんねん！｣

葵｢なんで怒ってるわけ～？笑｣

向｢怒ってなんかないわ！｣

『詰まったら大変だよ？』

向｢つまら、んぐっ｣

目｢ふははっ！早く！これ飲め！笑｣

向｢……はっ、あかん、調子乗った笑｣

『言ったじゃん～笑』

ケラケラ笑うAを見て、俺、もっと強くなろう思てん。