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#episode6【お祭り】 ページ9

リ『今日あそこの公園でお祭りやってるらしいよ〜』





"お祭り"そのワードを聞いた私達は多分世界最速のスピードで準備をした。





エ『なんだよ浴衣じゃないんかよ』





あからさまに残念だと言う顔をするえいちゃんに対して白のTシャツに灰色のスウェット生地のショートパンツを履く私。





いつもと変わらなすぎて新鮮味がない、つまんないとブーブー言ってくるえいちゃんに、





「えいちゃんが浴衣着るなら着ようかな〜」




と一言。





その言葉を聞いてニヤッとしたえいちゃんを見て、あ、やっちまったと後悔した





ものの2分で浴衣に着替えてきたえいちゃんはいつもより色気ムンムンでしかしまあ良く似合う。





エ『ねえ早く着替えてきてよ笑』





わかったから近く寄らないで、と言い残し確かタンスに入っていたとっておきの浴衣があったなと自分の部屋に入る。





「これであってる?」





紺色の生地に淡く描かれた赤色の牡丹の浴衣。





帯は黄色か赤で迷ったんだけど赤にした。





エ『いいじゃん』





早く着てよ!と騒いでいたさっきとは打って変わって素っ気なくその一言しか言わない





みっくんとかそらはめちゃくちゃ褒めてくれてみっくんなんかずっと着ててほしい!って言う思考壊滅的な発言をしだしたぐらい。





褒めてくれるのはすごい嬉しいけど、私はえいちゃんに一番に褒めて欲しかったよ…





リ『じゃあそろそろ行こう〜』





りっくんみっくんそらと分かれて二人で行動する。





似合ってなかったのかな、着替えた方が良かったかな、そんなネガティブなワードしか頭になくてついつい下向きになってしまう気持ち





大好きなお祭りもなんだか楽しく感じない。

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(プロフ) - さやさん» ありがとうございます〜!! (2019年4月23日 18時) (レス) id: 72492a26d6 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 面白かった! (2019年4月23日 18時) (レス) id: bbbfd87e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月4日 23時

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