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#episode5【嫉妬】 ページ8

「あ、懐かし〜笑」




そらとタンスの中を整理していたら小学校のアルバムがでてきた。




そ『こんときから一緒なんだもんな〜笑』





「そうだね笑」





エ『ね、A、コーヒー作って』





そう言ってリビングで編集中だったはずのえいちゃんがひょこっと顔を出した。





インスタントコーヒーだから自分で出来るはずなのにわざわざ私がキッチンまで行って作る羽目になった。





「コーヒーぐらい自分で作ってよ〜」





もう、と言いながらえいちゃんのパソコンの横にコーヒーを置く。





「じゃあ頑張ってね、」そう言ってそらの所に戻ろうとしたそのとき、




エ『A、そらと距離近すぎ。』





そう言って腰を引き寄せられた。





えいちゃんとの距離はもう1cmも無くてあの大きな身体の中に包み込まれていた。






「そりゃあ一つのアルバムを二人で見てるんだからしょうがなくない?」と言うと





エ『そういう問題じゃないでしょ、そらだって立派な男だよ。』





少しムッとしているその顔を見て確信に変わった。





「…えーちゃん、嫉妬?」





エ『違う』





「違くないでしょ〜?」





ニヤニヤしながらえいちゃんを見ると耳は真っ赤に染まっててこっち見んな、と恥ずかしそうに手で顔を覆う。




もう最高潮に可愛くって、この先見れるのかなあってぐらいレアだから目に焼き付けてやろうと手を外した。





ほんの僅かな瞬間でえいちゃんの乙女な顔はいつものキリッとした顔つきに変わり、私の頬を両手で挟み、浅いキスを落とした。





「んっ…ふ」





エ『隙あり』





あぁ、なんてずるい人なんだろう。






今はここにいて、とえいちゃんの膝の上に座らされた。





「ねえ、私すごい邪魔なポジションに居ない?」





エ『すごい邪魔だけど、いい邪魔だから平気』





「全く理解できないんだけど」





エ『俺が一緒に居たいだけだから黙ってここに居て、』





愛情表現が下手くそすぎる所。





そこが私の惚れたえいちゃんの魅力

#episode6【お祭り】→←#おまけ



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(プロフ) - さやさん» ありがとうございます〜!! (2019年4月23日 18時) (レス) id: 72492a26d6 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 面白かった! (2019年4月23日 18時) (レス) id: bbbfd87e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月4日 23時

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