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#episode4【喧嘩】 ページ5

きっかけはほんとに些細なこと





私がアバハウスでタブーだった"あやののの"というワードをポロッと口から出してしまった





そりゃ彼女だから気になるよね???ほんとに付き合ってたのか、とか。





エ『…疑ってんの?』





しーんと静まり返ったアバハウスでの沈黙を破ったのはえいちゃんのその冷たい一言。





今更違うなんて言えなくて、





「隠し事しないって言ったのはえいちゃんなのに」




あぁ、言ってしまった。
顔が見れない。きっとすごく怒ってるから、





「ごめん、なんでもない。」





そう言って家を飛び出した。





無我夢中で走って辿り着いたのは家から遠く離れた小さな公園。





ここなら誰も追いかけてこないだろうと思ってブランコに腰をかける





ふとした時に頭をよぎる、言わなきゃよかった。という後悔。





でも安心させて欲しかった。
付き合ってないよの言葉が欲しかった。





「それだけなのになあ…」





か細いのに長く聞こえたその声に情けなさを感じた。





ワンワン子供のように一人で泣いて、区切りをつけた。





身に付けていた時計を見るともう既に21時を回っていた。





もう戻るにも戻れない、





いきなり飛び出したもんだから携帯も置いてきてしまった。





「なんかないかな…」





そう言ってポッケを探してみるとこないだそらから返してもらった500円玉が入っていた。





コンビニでおにぎりとお茶を買って食べ終わった後、皆が寝た頃に帰ろうと決心した。

・→←#episode3【代わりに】



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(プロフ) - さやさん» ありがとうございます〜!! (2019年4月23日 18時) (レス) id: 72492a26d6 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 面白かった! (2019年4月23日 18時) (レス) id: bbbfd87e88 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月4日 23時

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