SUN【eiji】 (ページ31)

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#episode18【隠し事】ページ31

※学生時代のお話です
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「そう言えばこんときえいちゃん顔にすごい傷作って帰ってきたよね～笑」

そ『そうそう、卒業アルバムの一角がこの顔なんだもんな笑』

ツ『ほっぺたに湿布貼ってね笑』

「なんでこんな傷だらけだったんだっけ…」

そ『ん～…』

「あっ！自転車で競争してたらすっ転んだって言ってたんだ！ほんと変わらず馬鹿だよね～笑」

そ『え？俺には喧嘩したって言ってたよ？』

ツ『うん、喧嘩だった気がする』

中学時代の卒業アルバムを見返していると

ほっぺたに大きな湿布を貼って、口元に絆創膏が貼ってある写真があった

私にはすっ転んだから～ってヘラヘラしながら言ってきたのに皆はどうやら違うらしい

「どういうこと？」

ツ『もう時効だし言ってもいいよね？』

そ『うん、えいちゃんのその傷ね、Aのことで喧嘩したんだってさ』

「え、」

ツ『確かさ…サッカー部の奴らだっけ？』

そ『多分』

ツ『まあ、俺らも曖昧なんだけど、Aって可愛くね？から始まって、誰か告白しろよって話になってさ』

「うん」

ツ『いわゆる嘘告だよね、』

「最低」

そ『そう、そんでえいちゃんがブチ切れて止めらんないぐらいにそいつらに殴りかかってもう大喧嘩』

ツ『高校だったら退学レベルだよ笑』

そんなことがあったのに私はよくもまあヘラヘラと生きてたなと情けなくなるばかり