SUN【eiji】 (ページ24)

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エ『…さっきみっくんにキスされてたでしょ』

「そら怒ってたらスッて出てきた」

起きてたの？と思いながらそう返すと

エ『皆男なんだからいつ手出してもおかしくないんだよ？Aは女、自覚持って』

さっきまでのホワホワと違って真剣に話をするえいちゃん

顔は見えないけど多分怒ってる

エ『顔見て話しよ』

そう言って私の腰から手を離した

向かい合わせに座り直すとさっきのみっくんと同じ場所にキスをした

エ『これ消毒だから』

みっくんと間接キスだ、おえ～なんて言いながら口元を擦るえいちゃんの腕を外して、自分からえいちゃんにキスをした

「…消毒？笑」

これで間接じゃないよと笑いながら言うと

エ『え、なに今のめっちゃ可愛かったからもう一回やって』

次は口ね！と張り切るえいちゃんに

「もうしない！！」

と口を抑えた

えぇーなんて言って少しむくれるえいちゃんを見て笑うと

エ『…そういう顔他の奴には見せんなよ』

と言って風呂入ってくると立ち上がった

「早く寝なよ」

エ『待って、あと一回だけ、』

返事をする前に口を塞がれた

ビールの苦い味がするえいちゃんとのキス

いつもより長くて深いキスが苦しくなってえいちゃんの胸を叩いた

「…っ、」

エ『…はぁっ』

離れたえいちゃんと私の口で繋がった銀色の糸を見ると少し恥ずかしくなって下を向いた

エ『我慢できなかった』

そう言ってAがそんな顔するのがずるいと言い訳を残してお風呂に向かっていくえいちゃんの後ろ姿はやけに大人っぽく見えた

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