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020 ときめき ページ20

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「どう………かな………?」





大貴「…………、」









男は結局単純だから!ってユキさんが自信満々に着せてくれたのは真っ白のワンピース。

甘すぎると女の子らしさがうるさいのよね〜、なんて顎を触りながらかっこよく目を細めていたユキさんは、透け感のあるロングワンピースを選んでくれた。人間ってすごい。洋服のバリエーションが山ほどある。









「……………大貴くん?」





大貴「あっ、あの………うん、すげー可愛い。」









しばらく黙っていた大貴くんが、最後に呟いた『可愛い』に、冗談だとしても心が踊ってしまう。









ユキ「何よ、ときめかないわけ?」





大貴「と、ときめいてるし!」





ユキ「ときめいてるんだ?」





大貴「っ、」









クスクス笑うユキさんと、耳を真っ赤にする大貴くん。なんだか完全にユキさんのペースだ。こうやっていつもやられちゃってるんだろうな。






7日間分、もしくはそれ以上の洋服を貸してくれたユキさんは、彼氏とのデートに出かけるからとご機嫌にメイクを直し始めた。

鏡の前で手招きをするユキさんに近づくと、『頑張ってね、お姫様。』と小声でわたしに耳打ちをして、鏡越しにニヤリ。なんだか勝手にお姫様にされてしまっている。まあ実際そうなんだけど……






じゃあね〜と華麗に手を振って彼氏さんのもとへと去っていったユキさん。






残されたわたしと大貴くんは、嵐が去った後のような静けさに纏われる。でも、しばらくして口を開いた大貴くんは、









大貴「…………なんか、服ってすげーね。」






「ん?」






大貴「一気に女の子だよ、A。……可愛い。」









なんて、目も合わさずに呟いた。

そんな照れくさそうにしたら、こっちだって恥ずかしいのに。モテるのにあんまり慣れてない感じ。そういうところがずるいんだ。大貴くんは。









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むぎ(プロフ) - まくるさん» ありがとうございます!大変なご時世だからこそ、少しでもみなさまの息抜きになればと思っています(^ ^) この新作もキュンキュンしていただけるように頑張ります。これから色んな展開が出てきますので、最後までよろしくお願いします☆ (2020年7月4日 19時) (レス) id: 88d801cec9 (このIDを非表示/違反報告)
まくる(プロフ) - 初コメント失礼します。新しい作品ですね、おめでとうございます!いつもキュンキュンしながらむぎさんの作品を拝見させて頂いております。こんなご時世で大変かもしれませんが、自分のペースでいいので更新頑張って下さいね♪ (2020年6月28日 18時) (レス) id: 968d5c61de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むぎ | 作成日時:2020年6月28日 15時

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