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駅で ページ12

今日はお昼からの講義だからゆっく〜り準備が出来た。
それからゆらゆらと電車に揺られて大学へ向かう。


__アナウンス__

次は〜〇〇駅〜。



まだ全然時間あるな〜〜なんて考えながら改札を出ようとする。




「ん…？あれ、」



あれ、ない、どこやったんだろう。
私の定期。ちゃんと持ってたはずなのに。



「ん〜…どこやったっけ、どうしよう。」


｢無くなった。｣じわじわと実感が湧いてくる。
大学遅れちゃう、え〜！どうしよう！！


ひとまず戻ろうと踵を返すと、


「ウッ…ウワッ！！」



(ﾄﾞﾝｯ)



「ご、ごめんなさい！！」



『いえ…あ、あれ？Aじゃん』



「えいちゃん！」



エ『なにワタワタしてんの？』



「いや、なんでもない」



エ『なんもない訳ないでしょ、』



「…定期、どっかに落としたかも。」



エ『やっぱなんかあったじゃん。しかも重要』



「ごめん」



エ『いーよ、どうせ俺暇だし、探そ』


えいちゃん優しいなぁ(泣)
おばちゃん感動で涙出てきそう(泣)


エ『とりあえず窓口行こう』



駅員さん「あ、届いてますよ〜！」



「よかったあ！！！」



エ『もう次からは首から掛けとかないとね可愛いでちゅね〜〜〜(笑)』



「8割ムカつくけどほんとに助かったから2割お礼言うわ(笑)
えいちゃんありがとね〜！」



エ『2割なのに結構感謝しちゃってる(笑)』



「いや結構助かったからさ(笑)」



エ『今駅にいるってことは14時からの講義？』



「うんそう！」



エ『もう13時30分過ぎてるけど(笑)』



「え！早く言ってよ！！！！！
じゃあ急ぐね！！ほんとにありがとうえいちゃん！！」



エ『おう』

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