岩本くんはコワくない

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深｢ Aも行くっしょ？ ｣



｢ え？ ｣



深｢ 打ち上げ、聞いてなかった？ ｣



｢ あ〜… ｣







新歓が無事成功に終わったから、と深澤の友人家族が経営してる焼肉屋で打ち上げをするらしい


チラッと周りを見るとラウールくんがキラキラとした瞳で私を見つめていて







｢ お邪魔じゃないなら… ｣








と呟くと








渡｢ なに急にしおらしくなってんだよ笑 ｣



深｢ いやAいないと男くさくて華がねえから！笑 ｣







ガハハ！と笑ったなべと深澤に肩を引き寄せられた



なべは耳元でうるさいし、深澤は着いてこい！なんて鼻高になってるし








｢ …ちょ、待って荷物、！ ｣



深｢ んー？俺持ってる、はい行こー！ ｣



向｢ 拒否権無いやん笑 ｣









…どんどん進む足を見て思う、せめてもの足掻きも無駄だったみたい


その焼肉屋さんに向かう道中、あのシーンのあれが面白かった、とか色々皆で話をして。









深｢ こんちわー、佐久間ー？ ｣



？｢ おー！来た来たー！



…ん？女の子！？え！？照！？え！！！？ ｣



｢ こんにちは、！ ｣



岩｢ 久しぶり、てか驚きすぎ笑 ｣








深澤の後ろからひょこっと顔を出すとサクマさん？と呼ばれる彼は心底驚いた顔をして私と照くんを見比べる、なんか可愛い笑








佐｢ えー！まあいいや座って座って！！ ｣









人数からして大部屋に通してもらって、話は席順について








佐｢ じゃ、俺も参加するから…っと ｣



深｢ いやいやいや、しないよ？



なんで靴脱いでんの？
ついでになにちゃっかりAの隣立ってんの？｣



佐｢ …あ、俺参加しない？ ｣



岩｢ ちょっと待って、なんで佐久間がびっくりしてんの？笑 ｣



佐｢ …えーいいじゃーん！ねー？ ｣



｢ …ね、ねー？笑 ｣








右隣に立つサクマさんに顔を覗かれてそう言われたからそう返答すると








岩｢ Aちゃんも乗らなくていいから笑 ｣








なんてそっと右肩を抱かれて優しく引き寄せられた








佐｢ …わぁーお、 ｣



｢ ？ ｣



深｢ ま、まあいいや！各々好きなところ座るか！ ｣








とりあえず私は照くんにこっち、と手招きされるがままに隣にお邪魔させてもらうと








" ねえ、Aちゃん "









そんな声に頭を上げるとそこにいたのは








目｢ 隣、いい？ ｣








目黒くんだった

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