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ピンポーン
『私出るよー』
家の中がだいぶ落ち着いた頃、インターホンが鳴った。
出ると、予想通りの訪問者。
「おはよ〜Aちゃん」
「おはよう、アイツちゃんと起きてる？」
ほわほわ朝から天使なヒラくんと、
いつもキヨくんの心配をしてくれるお母さんみたいなフジくん。
『ふふ、今日はちゃんと起きてるよ。入って入って』
「良かった〜お邪魔しまーす」
「お邪魔しま〜す」
ようやく3人が揃って、ゲームの実況を撮り始めた。
リビングのテレビで撮るらしいから、私はお邪魔にならないように部屋に退散。
せっかくの休みだし、読書でもしようかな。
「ギャーー！！」
「あああ何してんだよ！！」
「ギャハハwww」
……賑やかだなあ。
下から聞こえてくる元気な声に思わず笑ってしまう。
騒がしいけど、これはBGMとしよう。
「嫁ーー！！！」
「奥さーん、旦那さんがお呼びでーすw」
『BGMにしてはちょっと騒がしいか…』
物語の後半まで読み進めた頃、キヨくんの呼ぶ声が聞こえて、本から顔を上げた。
読みかけの本を閉じて、お呼びの旦那様の元へ。
キヨくんは動画の中では私の事を「嫁」と呼ぶ。
そうそう、公表してるんですよ。
自分に嫁がいるってね。
どのくらい前だったかな？
いつかの生放送でポロっと言っちゃったんだよね。
でも本人は
「隠してたつもりないけど？」
と開き直ってた。
まあキヨくんらしくて良いんだけどね？
それから度々動画とか生放送にちょろっと出てたりもするんです。
『お呼びですか、旦那様？』
「フジが腹減ったって！」
「はぁ〜！？お前が言ったんだろ！」
『あはは、かしこまりました。何か作るね〜』
「いやぁ〜相変わらず優しいねえ」
3人のやりとりを微笑ましく見ながら、私はご所望のご飯作りを開始します。
色々言い合ってるけど、手はしっかり動いてるからね。
それが実況者のすごいところ。
ゲームしながら喋るってすごいよね〜…
私ならゲームに集中しちゃうもの。
「さーて、何を作ろうかな…」
キッチンにて、腕を組んで考え込む。
成人男性3人の胃袋を満たすのってかなり大変だな。
やっぱりご飯かな？
簡単にできるものがいいし…
『よしっ、やるか』
エプロンの紐をキュッと締めて、お昼作りに取り掛かります。
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麦子(プロフ) - よは。さん» そんな、単なる思いつきからなので笑 ありがとうございます頑張りますね！(*^^*) (2018年1月27日 12時) (
レス) id: 564537986a (このIDを非表示/違反報告)
よは。 - やばいです！書いてくれてありがとうございます！！投稿頑張って下さい！ (2018年1月22日 22時) (レス) id: c1d8edb9ce (このIDを非表示/違反報告)
いちごアップルパイ - おなかまぁー！/(^◇^)/ (2018年1月22日 13時) (レス) id: b56a98098d (このIDを非表示/違反報告)
麦子(プロフ) - いちごアップルパイさん» アッ、お仲間ですね！！← (2018年1月22日 7時) (レス) id: 564537986a (このIDを非表示/違反報告)
いちごアップルパイ - 私も、シー派です！ (2018年1月15日 21時) (レス) id: b56a98098d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麦子
| 作成日時：2017年4月16日 18時
