最後のひとかけらを君に2 (ページ9)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:18,035 hit

9 ページ9

「きっと、、俺や淳太が思っとる通りの病気やと思う。
何回もネットで調べたんや。症状がおんなじやねん。

俺、まさかなと思っててん。
そんなことがあるわけない。偶然や、って。たまたま調子が悪くて、たまたま疲れとって、たまたまそうなってまっただけやって。
少し時間が経てば、またいつものAに戻るって。

やけど、、あかんねん、、戻らへんねん。
悪いことばっか当てはまんねん。」

淳「……。」

「なんでなん、、、なんでAがそんな、、、」

淳「でも、今は薬やってあるんやし、、
今すぐどうにかなるわけやないやろ、、？な？」

「おん……」

淳「きちんと専門医の診断受けて、指示通りにするしかないよ。俺たちがどうこうできる問題やない、」

「おん……、」

淳「仕方ないよ。
今俺たちが騒いどったってどうにもならへん。」

「……。」

淳「濵ちゃんは、どうしたいねん。」

「…俺は、、。
別れるとかそんなんは考えてへんねん。
どうしたらええんか分からんくて…、ただ、怖いだけやねん、、。
さっきは、、一緒におったらAのこともっと傷つけてしまいそうで、、、。ただもうその場から離れるだけで精一杯やって、、」