最後のひとかけらを君に2 (ページ3)

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スマホで調べてみた。

自分の身に起こったことを打ち込んで、検索結果を見ると、ある病名がヒットして、心臓がドクドク鳴った。

だけどまさか、、、私にそんなこと起こるはずない。
まだ20代だよ？今までだって大きい病気もしたことないし。
ただ疲れてるだけだと思うんだけど…、、、。

だけどふと思い出した、……仕事の依頼元の人に確認したいことがあって電話したとき、‘それ、もう3回も電話くれてますけど、別のとごっちゃになってません？大丈夫ですか？’って呆れられたように言われたことがあった。

…その電話、、初めてしたのに、、なに言ってるんだろう、って訳が分からなくて。

それも、もしかしたら、私が覚えてないのかも知れない。
向こうの人が正しいのかもしれない。
初めて電話したと思ってるのは私だけで、、。

そうだ、、と電話の履歴を見てみた。

『っ、！！』

すると、、発信履歴には、確かにその人にかけた形跡が4回残っていた……。

、、自分が信じられない、と、震えるほど怖くなった。

　

もしかしたら、私が気付いてないだけで、崇裕はもっといろんなことに気付いてるのかもしれない。

　

怖くなって、、泣き叫びたくなった。
この前みたいに全部グシャグシャにしたくなった。
だけどそんなことしたらまた崇裕を困らせるだけだから、布団に包まって、ただ崇裕の温もりを思い出そうとした。

　