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ベッドに入って眠ろうと思ってもなかなか眠れなくて、ただ、ジッとしていると、そのうちに崇裕がそっとベッドに入ってきた。
もそもそ、と動いて崇裕を見ると、
「あ、ごめんな起こしてもうた？」
『ううん、まだ寝てなかった。』
「ほんま？」
『うん、さっき寝ちゃったからかな、眠くなくて。』
「ああ、そやな、」
崇裕はおおらかな性格だけど、寝る時は少し神経質なとこもあるらしく、イチャイチャしないときは広いベッドで少し離れて寝るんだけど。
今日はなんとなく心細くて、
『近く行ってもいい？』
って聞いてしまった。
「お、珍しい、ええよおいで。」
そう言って腕を伸ばしてくれて優しく腕に閉じ込めてくれた。
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作者名：ふう
| 作成日時：2021年7月5日 15時
