12 ページ12
2人で作業をして、20時過ぎにはなんとか3分の1が終わった。
『ありがとねはまちゃん、じゃあこっちに段ボール載せよっか、』
「はい、」
『いっせーのでっ！』
バチン！！
『きゃっ！』
段ボールを積もうとした瞬間、急に会場内が真っ暗になる。
『えっ、停電？
きゃあっ、』
ドサッ、
やだ、なにかにぶつかって、、
「先輩っ？」
パッと眩しくなって、スマホのライトを照らすはまちゃんが目の前にいた。
『ご、ごめん、ぶつかっちゃって、』
と、慌ててすぐそこの段ボールに手をついた。
「そこっ、あぶなっ、！」
『きゃっ、』
ドサドサドサドサッ！！
「っつ、」
しまった、さっき自分がぶつかったカタログが入った段ボールに手をついちゃったんだ、、
ひっくり返って中身が落ちて…、
『ごめんはまちゃんっ、大丈夫っ？』
パッ、とその瞬間明かりが戻った。
眩しくなって目を瞑って、そっと開けると、
『！！』
目の前には、はまちゃんの顔。
少し動けば、顔と顔が触れてしまいそうな距離だった。
『っ、、、』
ほんの数秒間だったけど、何故かはまちゃんから目が逸らせなくて。
時間がとても長く感じた。
「よい、しょ、」
と体を起こすはまちゃん。
…私のこと庇ってくれたんだ、、！
ほら、と私の手を引っ張って起こしてくれた。
「怪我、無かったっすか？」
『ううんっ、私は全然っ、！はまちゃんのが痛かったでしょ、っ、ごめんね怪我してない？』
「大丈夫っす、先輩が無事でなにより。」
『ご、ごめんね慌てて変なところにもたれちゃった、、』
「意外と抜けとんすよね、先輩、笑」
『ぇえ〜、ごめんってー、、』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 234人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふう(プロフ) - マイYO〜さん» マイYO〜さんこんにちは♪喜んでもらえて嬉しいです(｡>∀<｡)ぜひまたしばらくの間お付き合いくださいませ〜ヾ(*´∀｀*)ﾉ (2021年1月27日 15時) (
レス) id: aeb18ae6eb (このIDを非表示/違反報告)
マイYO〜(プロフ) - ふうさんの新作きたーーーーー！ありがとうございます！毎晩の楽しみができました（泣）これからもまたお世話になります！ (2021年1月27日 2時) (レス) id: 5638fc0ca1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふう
| 作成日時：2021年1月24日 23時
