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「おん、しなくてええ。
どうやろ？そういう仕事、…嫌？」
『…嫌じゃ、ない…。』
「ほんま？！
ほなそうしよ！そしたらめっちゃありがたいわ！」
目がなくなるぐらい細くなって、とても嬉しそうにその人は笑った。
ありがたい、なんて言われたの初めてで、なんだかくすぐったかった。
その人は、明日の仕事は昼からだから、明日起きたらいろいろ話そうって、今日はもう寝なって言ってくれた。
連れて行ってくれたベッドはその人の匂いがして、
なぜかわからないけど少しホッとした。
だけどあたしがそのベッドで寝るのは悪い気がして、
床の隅で小さくなってその日は眠った。
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作者名：ふう
| 作成日時：2020年6月12日 17時
