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休みの日、出会った頃に一度だけ送って行ったことのある、君の部屋を訪ねた。



記憶の片鱗を慎重に探って、なんとか、辿り着いた。





大したアパートやないけど、中はとても綺麗にされとった。




“…書類の連絡先、デタラメだったから助かったよ！、君が片付けておいてくれ”



高齢の管理人が迷惑そうに言った。





『…独りやったんか』







家の中をいろいろと見てみるが、とりたてて変わったものはない。


…というか、必要最低限のものしかなかった。





ふと、奥にあるベッドに目をやると、見覚えのあるＴシャツ。




『…俺のか、』

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作者名：ふう | 作成日時：2020年4月17日 3時

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