元カレがまふまふだった(白目)【歌い手】

元カレ15 ページ17

。









「…あれ、もしかしてAさん、？」









急な発言にあたりはシーンとする。









当の私は冷や汗かきまくりである。









「…え、っと知り合いだったのか？」









「あの、それが…」









助けを求めるような顔でこちらを見てくる。









あー。バレないと思ったんだけどなぁ。









「えぇっと」









「元カノです」


「元カレです」









また辺りがシーンと静まる。え、なにこの気まずい空間誰か助けて。









普通ええええええ？！？！とかじゃないの思ってたんと違うよ。









「え、あ、えほ本当に？」









「…気づいたのは本当に最近だけどね」









「…今気づきました」









「今のまふまふはどうなんですか？タイプなんですか？」









凄い勢いで二人の視線が注がれる。そらるさん貴方なに聞いてるの乙女に。









「ん〜、私髪の毛は暗い色の方が好きなんですよね」









「ヴッ…」









今のまふまふさんの髪の色はまさに金髪。
私的にはそらるさんみたいな純粋な黒髪の方が好きなんだよね。









大学の頃はもうちょっと暗かったんだよまふまふくん。









「あ、まふゆん」









「その呼び方！」









「うわ〜こんな恥ずかしい呼び方してたんだ〜」









おふざけで呼んでたんだけど意外と気に入ってたこの呼び方。









「あ！LINE交換、しませんか…」









「あ、いいですよ〜」









「交換しよーよ」









「うぇ、いいんですか！」









そのあと美味しい懐石料理や話に花を咲かせてもう遅いからと解散をした。









「いやー楽しかったねぇ」









「そうだね、後ろで寝ないでよ、運ぶの大変なんだから」









「そらるさんとやけに楽しそうだったけど、どうなんすか〜」









「ち、違うから！あれはただのマネージャーだから仲良くしてくれてるだけだよ…」









「ふーん」









そらるさんのあの目は社交辞令には見えなかったけどね〜。
とうとう心陽にもはるが来たね〜。









「そ、それにしても！まふまふさんが元カレってどういうこと？！聞いてないんだけど？！」









「言ってないもーん、てか知らなかったもーん」









「はぁ、もうほんとに」









、








「お前、頑張れよ」









「…そらるさんもね」









。

今カレ→←元カレ14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す