☆の【HS】 (ページ7)

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「英語の再テストむずかった～…疲れた」

「勉強してないのが悪い。」

「ジフンが裏切るのも悪い。」

「ジフンは悪くない。」

ジフンが聞いてたら怒りそうな言葉を放つスニョンと
たしなめる私は宿舎へ向かう道を歩く。

高校生になってスニョンは宿舎に入って、練習漬けの毎日

プレディスの練習生になったスニョンの口から出るのは、
ヒョン、練習、宿舎、……知らない単語ばっかり

毎日練習に明け暮れて
背も伸びてたくましくなったスニョン

中学1年生までは隣に並ぶ肩は同じ高さだったのに

最近では、ダンスの才能がますます開花してるらしく
下手っぴな字で書いた振り付けノートと毎日にらめっこしてる。

事務所に入ってから私のいないところでどんどん成長して、輝いて

私だけ置いてけぼりになったみたいで寂しい

いつか本当にアイドルになっちゃうんだろうか

考えたくないけどステージでキラキラ輝くスニョンはちょっと見たい

その時、私はこうやって彼の隣にまだいられるのかな？

「何見てんの？」

「…別に見てない」

「嘘、見てた。ふふふ、俺がかっこよくて見とれてたんだろ！」

「はいはい、カッコイイネ～」

「棒読みやめろよ！」

「本当に思ってます～、あ、ちょっとほっぺたつまむな！馬鹿！」

触れそうで触れない、隣に並ぶ私より高い肩

ああ

やっぱり、この隣が1番落ち着く

もう次からちゃんと勉強しなきゃダメだよ？って言おうとした時、

「言いたいことがあるんだけどさ、」

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