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沖田『身勝手な行動はとれないんでねィ。力にはなれませんぜ?』
俺も、いただきますと手を合わせる。
A「……その制服着て、ここで飯食ってるだけでいいよ。
この街の厄介者に警戒されるトレードマークを見せびらかすだけで十分だ。」
あっ……
" 桜模様の黒い羽織に亜麻色の長髪の女、、、歌舞伎町のお抱えだ。"
なるほど。
沖田『ははっ!やっぱり似てねぇや。おっかねぇ姐さんだ。』
A「ねぇ。その"アネサン"ってのやめて欲しいんだけど…
つか、なんで姐さん?」
沖田『万事屋の旦那って呼んでるから…なんとなく万事屋の姐さんでいいかなーって。』
A「あー…尚更やめて欲しいなぁ。
私、万事屋じゃないし。今、その名前聞きたくない。」
沖田『なんですか。旦那と喧嘩でもしたんですかィ?』
A「野暮な事聞くな、ガキンチョ。」
沖田『ははっ!めちゃくちゃ機嫌悪いじゃねぇですかィ。』
突然の悪口に俺は思わず笑ってしまった。
なんか…意外と人間らしい人なんだな。
旦那が絆された気持ち、わかるかもしれねぇや。
A「なんだよ…こっち見てないでさっさと食べなよ。」
沖田『Aさんって呼びやす。ザキもそう呼んでたし。
だから、隊長くんってやめてくだせぇ。沖田総悟って名前があるんでィ。』
A「…弟でしょ?キミ。」
沖田『どうしてそう思うんですか。』
A「年上の扱い方が上手だ。総悟って呼んでい?」
目を細めて優しく笑うAさんは、やっぱり姉上に少し似ていた。
.
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A「おっちゃん!もう一合〜!冷やで。」
沖田『Aさん。もっと飲んで良いですぜ。俺の分までどうぞどうぞ。』
A「総悟ぉ…仕事サボって、こんなところで
こんな傷モン相手に酌してんじゃないよ。ろくな大人にならないよぉ?」
沖田『あんたのどこが傷物なんでィ。』
A「生まれた時からだよ。ほんと。嫁がこんなんでさぁ…銀時に悪いことした。私なんかと夫婦だなんだって呼ばれでさ。
ってか戻んなくていいの?怒られるよ〜?」
沖田『いや。酔っ払いの介抱してたって言えばいいんで。
Aさんこそ……もしかして喧嘩の理由って…』
A「ん?あぁ。私が悪いんだ。心配ばっかりかけるから。さすがにさ、嫌われて当然だよねぇ…
つか!喧嘩じゃないからっ!!酒で忘れようとか思ってないから。」
沖田『話聞きやすぜィ。ささっ!吐き出しちまってくだせェ。』
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むぎむぎ(プロフ) - MOCAさん» 神コメントありがとうございます!!!更新滞ってしまって申し訳ないですー(゚`ω´ ゚)゚頑張りますね!!! (2月1日 7時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
MOCA(プロフ) - やばば!マジでこの作品神やろ!急に来る夢ちゃんのデレとかマジ最高すぎ。更新頑張ってください!応援してます! (1月27日 11時) (レス) @page30 id: 71d87de2fb (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - 紅狼さん» コメントありがとうございます!!好きすぎるなんて嬉しすぎる、、、更新できてなくてすみません。少々お待ちください(T ^ T) (1月7日 13時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
紅狼 - ヤバい、めっちゃ好きすぎる、まぁ、銀さんの奥さんへの愛が溢れすぎて、ずっとニヤニヤしっぱなしでしたw更新頑張ってください。 (1月3日 2時) (レス) @page30 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - kk_さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえるだけでほんとに頑張れます。。。引き続き読んでやってください!! (10月9日 21時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年10月9日 20時