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神楽『2人とも最低アルっ!!』
新八『見損ないましたっ!!』
2人してドカドカと玄関に向かい、家を出て行く姿を
Aはクスクスと笑いながら見ていた。
A「くくっ!可愛いなぁ。」
銀時『可愛かねぇよ…いてて…ねぇ、後ろ禿げてない??』
大丈夫だ。
とAは銀時の後頭部をよしよしと撫でる。
銀時『ったく…なんで俺だけ。』
A「お登勢のところでも行ったかな?」
銀時『さぁな。邪魔者もいなくなったし、俺はゆっくりさせてもらうぜ。』
銀時は欠伸をすると、そのままソファーに座るAの膝枕で昼寝を始めた。
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新八『って言うんですよ?2人揃って!』
神楽『ひどい話ヨ。大事なA姐のために作った着物を…
なんでそんな奴が結婚できたアルか!!??』
お登勢『なんだい。昼間から揃って顔出しに来たかと思えば、ガキが一丁前に愚痴りに来たってのかい。』
新八『AさんもAさんですよ!
そりゃあ、あんな人と一緒になるなら、相当肝の据わった人じゃないと無理だとは思いますよ?
でも、そんな大切なもの売るって言われて…怒りもしないなんて。』
お登勢『まぁ、そう言ってやらないでおくれよ。
あの2人はねぇ…そこらの人間じゃ到底理解できないような大馬鹿者さね。でもねぇ…それがあいつらなんだ。』
似たもの同士なんて言葉じゃ足りないんだよ…
ふぅ…と煙草を一口吐き出すと、お登勢は優しく笑った。
新八『銀さんの紋付羽織袴は、お登勢さんが仕立ててくれたって言ってました。』
神楽『ばーさんも怒ってないアルか??』
お登勢『あいつにやった時点で私のモノじゃないだろ。
あのバカがどう使おうと、知ったこっちゃないね。』
お登勢の言葉に、冷静さを取り戻した2人は今度は落ち込み始めた。
確かにそうだ…あれは、2人のものだ。
他人の自分達がどうこう言う資格はないと…
お登勢『やれやれ…仕方ないねぇ。おいで。』
2人は?マークを浮かべながら、自宅へと進むお登勢に大人しくついて行く。
お登勢『バカ夫婦には内緒にしておくれよ?』
そう言って大きな箪笥を開いてみせた。
新八『あっ…』
神楽『わぁっ!!!』
そこには……
写真で見たAの白無垢に銀時の着ていた羽織袴。
ほかにも、黒・グレー・深い青など様々な色の着物から、男物の年季の入った着流しまでもが、
綺麗に整頓され、かけられていた。
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むぎむぎ(プロフ) - MOCAさん» 神コメントありがとうございます!!!更新滞ってしまって申し訳ないですー(゚`ω´ ゚)゚頑張りますね!!! (2月1日 7時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
MOCA(プロフ) - やばば!マジでこの作品神やろ!急に来る夢ちゃんのデレとかマジ最高すぎ。更新頑張ってください!応援してます! (1月27日 11時) (レス) @page30 id: 71d87de2fb (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - 紅狼さん» コメントありがとうございます!!好きすぎるなんて嬉しすぎる、、、更新できてなくてすみません。少々お待ちください(T ^ T) (1月7日 13時) (レス) id: 648c54db81 (このIDを非表示/違反報告)
紅狼 - ヤバい、めっちゃ好きすぎる、まぁ、銀さんの奥さんへの愛が溢れすぎて、ずっとニヤニヤしっぱなしでしたw更新頑張ってください。 (1月3日 2時) (レス) @page30 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - kk_さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえるだけでほんとに頑張れます。。。引き続き読んでやってください!! (10月9日 21時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぎむぎ | 作成日時:2023年10月9日 20時