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キヨ『意外と混んでないな！A高いとこ平気？』
A「うん。三大コースターは乗りたい！お兄ちゃん乗りたがってた！」
スマホでマップをクルクル回しながらどこを進むのか睨めっこをするA。
もしかしてこいつ……地図見れない、、、？
キヨ『ちょwwwAさん？マップ見れてる？？』
A「………わかんない。」
キヨ『わかったわかったwww連れてくから！行こっ！』
A「最初はここがいい。あとね！このお饅頭食べたい。あとはね、これも乗る！なんかはちみつの匂い…あっ、ポップコーンはこれがいい！」
キヨ『はいはい。順番に行こうな。ほら、まずはカチューシャつけな？』
A「キ…お兄ちゃんもつけて！……リボン可愛いっ！」
キヨ『俺がこれを買うなんて…最初で最後だわ…』
初めて来るコと一緒だとこんなに楽しいのかー。
違うか。Aだからか。
そして時々……俺の少し奥を見つめて嬉しそうに微笑むAがいる。
Aの兄ちゃんもきっといい顔してるんだろうな。
やっぱりこれが正解だったのかもしれない。
.
.
.
A「ふぁぁぁ！疲れたぁ。」
キヨ『結構歩いたなっ！つか、あちー！！』
A「あっ…あれ！？お兄ちゃん、、、？」
一休みするために2人がベンチに座った時、Aは兄の姿が見えなくなっている事に気がついた。
キョロキョロと辺りを見渡すがどこにもいない…
キヨ『えっ…？えっ、あっ……』
A「あっ…れ、、、」
さすがキヨ…ありがとう。
突然辺りの雑音が一瞬聞こえなくなった時、
2人に優しい声が聞こえてきた。
まるで脳内に直接話しかけられているような、そんな声が。
A「い、いま……聞こえた？？」
キヨ『聞こえた。き、聞こえたよな！？』
なんとも言えない表情で、2人が顔を見合わせる。
A「やっとだ……戻れたんだ。よかっ、、よかった…」
Aがポロポロと涙を流すが、周りの目を気にしてか
なんとか堪えようと顔を隠す。
キヨ『よかった。本当によかったな！A。』
キヨもまたそれをわかって、わしゃわしゃとわざとAの頭を撫でまわした。
キヨ『これで、俺らの任務終了だ！！』
少し寂しそうに笑うと、
最後にAの乗りたいもの全部乗って帰ろう！
と、この時だけは手を引いて、キヨは歩き出した。
キヨ｟なんか、、、最初から感じてる違和感だけ…残っちまったなぁ……｠
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シロ(プロフ) - 今日見つけて一気読みしたんですがもう泣きそうです。更新楽しみにしてます！ (2月29日 11時) (
レス) @page35 id: 0f818d1e71 (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - honoさん» 読んでいただきありがとうございます！！頑張って更新しますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！！！ (9月26日 18時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
hono - 今日見つけて読んだんですけど面白すぎて全部読んじゃいました！！！これからも更新待ってます！ (9月26日 5時) (レス) @page26 id: f4c357a258 (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - 舞さん» 大変お待たせしました…！読んでいただきありがとうございます！最後までお付き合いいただけたらうれしいです！ (9月16日 15時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎回楽しみに読ませてもらってます。 (9月16日 1時) (レス) @page26 id: 6cc5db9b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎむぎ | 作成日時：2023年7月25日 16時
