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キヨ『うわっ…もうこんな時間…一回寝て、、、いや。
そろそろA起きるんじゃ…』
Aがうちに来て10日ほど経った。
俺は久しぶりに朝方まで動画を撮り、今に至る。
そろそろあいつが起きる時間だから、
無理やり起きていようか…
そんな思考を俺の一つの気持ちが止めさせた。
A中心になっている日々。
最近の俺はそれが楽しくて仕方ない。
友人から夜中に来る散歩の誘いにはあまり乗っていない。
イブ君が事情を知っててくれてるから
なんとなく、交わせてはいるが、自分でもこのままではよくないと思い始めていた。
このままでは、俺があいつを離してあげられなくなってしまう。
キヨ『いいや。寝よ…』
ここ最近は一緒にリビングで寝る生活をしていたが、
俺は久しぶりに自分のベッドに身を沈めた。
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午前9時すぎ
Aはいつもなら起きているキヨが部屋から出てこないことを、特に気にする様子もなく、身支度をしていた。
彼女も彼女なりにキヨの負担になってしまっていると悩んでいた。
本来の彼の生活に戻ってくれるなら
それでいい。
そうと思い、音を立てぬよう、キヨの部屋の扉を開ける。
ベッドの上に疲れた顔で横になる彼の姿を確認すると
安心したように扉をそっと閉めた。
スマホに連絡を入れては、起こしてしまうかもしれない…と
【少し出掛けてきます。】
テーブルの上に一言だけメモを残し、静かに家を出た。
午前中と言えど、すでに30度を上回る中
涼しそうな顔で1人、とある場所へと向かうA。
その手には花束が抱えられていた……
.
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.
Aが帰ってこない！！！
あのまま爆睡をかました俺が次に目を覚ましたのは
昼間もとうに過ぎた15時を回った頃だった。
何時に出て行ったのかわからないけど、多分だいぶ時間が経っているはずだ。
どこにいるのかと連絡をしても返事がない。
いや、とは言えあいつは高校生だ。
しっかりしてるし、大丈夫。
そうは思っても、このままもう帰ってこないのではないかと言う不安が俺を襲う。
キヨん『くそ…あのまま寝ないでいれば…』
起きたら編集をしようと思っていた今日。
俺は何も手につかず2時間ほど無駄に過ごしていた。
自分の中であの子がいなくなることがこんなにも大きな事なのだと気付かされた。
気付きたくなかったなぁ……
落ち着かないまま、ウロウロと家の中を行ったり来たりしていたその時
ガチャリと玄関の開く音がした。
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シロ(プロフ) - 今日見つけて一気読みしたんですがもう泣きそうです。更新楽しみにしてます！ (2月29日 11時) (
レス) @page35 id: 0f818d1e71 (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - honoさん» 読んでいただきありがとうございます！！頑張って更新しますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！！！ (9月26日 18時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
hono - 今日見つけて読んだんですけど面白すぎて全部読んじゃいました！！！これからも更新待ってます！ (9月26日 5時) (レス) @page26 id: f4c357a258 (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - 舞さん» 大変お待たせしました…！読んでいただきありがとうございます！最後までお付き合いいただけたらうれしいです！ (9月16日 15時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎回楽しみに読ませてもらってます。 (9月16日 1時) (レス) @page26 id: 6cc5db9b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎむぎ | 作成日時：2023年7月25日 16時
