@19 ページ20
結局、Aが未成年であることもあり、
早めのお開きになった飲み会。
ヘロヘロのガッチさんはAにハイタッチを求め、
だる絡みをし、
ガチ『じゃあAちゃ〜ん。キヨのことよろしくねぇ！』
A「ガッチさんが、気をつけて帰ってくださいね。」
牛沢『またな。勉強頑張れよ、高校生。』
A「うっしーの動画、見るね！」
勉強しろwwww
と笑いながら、こちらも酔っ払いのうっしーがAの頭を撫でまわす。
ずっと酔っ払いに挟まれていたんだ。
さすがのAも疲れたのか、声のでかい2人から
ささーっと離れ、俺の服の裾掴んできた。
レト『酔っ払いの相手させてごめんねぇ…今度はあの2人抜きで行こう。』
今日は珍しく人見知りをしないレトさん。
A「レト兄、これからもキヨ兄のことよろしくお願いします。」
ぺこーっと頭を下げたAを見て
目頭を押さえ、空を仰ぐレトさんは
いい子すぎんか！？！？
と今日イチの大声を出していた。
キヨ『ははっ！レトさんが1番付き合い長いって話ししてたからか。A、違うぞ。俺が面倒見てるの。』
レト『お前は黙れ。でも、本当に親戚の子だったとはなー。Aちゃん、キヨ君の家にいるうちはたくさんワガママ言いなさいね！』
コクコクッと頷くAは
ぎゅっと俺の裾を強く握る……
キヨ『あー…じゃあ、俺ら先帰るね！』
えー！！もう帰るのー！？
気をつけろよー！！
またねぇ〜。
3人が手を振って見送ってくれる中
何度か振り返り、手を振り返しながら俺とAは帰路についた。
キヨ『疲れたなー。コンビニ寄って帰ろうぜ。』
A「帰りたいって思ったのわかったの？」
キヨ『もちろん。Aってわかりやすいんだよ？』
A「わがまま言ってごめんなさい。あのままじゃボロが出そうで…」
キヨ『わがままなんかじゃないよ。帰るタイミング失いかけてたからさ、ありがとね。』
俺はギュッとAの手を握って歩みを緩めた。
夏なのに、やけに冷たいこいつの手が心地よかった。
.
.
.
ガチ『はぁ…可愛かったぁ！』
レト『いい子すぎ。でもキヨ君。
あの感じだと、昔の彼女より溺愛してるよ。』
牛沢『ベクトルが違うんだろ。娘みたいな？
俺ら、下手したらあのくらいの子供いてもおかしくないし。
俺でも、あんなん溺愛するわ。持って帰りてぇ(笑)』
レト『うっしー、アウトー。』
ガチ『なんか…キヨ楽しそうだったなぁ。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シロ(プロフ) - 今日見つけて一気読みしたんですがもう泣きそうです。更新楽しみにしてます！ (2月29日 11時) (
レス) @page35 id: 0f818d1e71 (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - honoさん» 読んでいただきありがとうございます！！頑張って更新しますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです！！！ (9月26日 18時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
hono - 今日見つけて読んだんですけど面白すぎて全部読んじゃいました！！！これからも更新待ってます！ (9月26日 5時) (レス) @page26 id: f4c357a258 (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - 舞さん» 大変お待たせしました…！読んでいただきありがとうございます！最後までお付き合いいただけたらうれしいです！ (9月16日 15時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新ありがとうございます！毎回楽しみに読ませてもらってます。 (9月16日 1時) (レス) @page26 id: 6cc5db9b1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：むぎむぎ | 作成日時：2023年7月25日 16時
