@09 〜第1章 船長と副船長〜 ページ10
----500年後 シャボンディ諸島【BAR"peony"】
カランカラン…
A「こんばんは。1人なんだけどいいかな。」
『もちろんよ。』
ありがとう。とカウンター席に腰を下ろす1人の旅人。
A「名物は葡萄酒かぁ。オススメのをグラスでお願い。」
ニッコリと微笑む女性のバーテンダーはタバコがよく似合う。
A「ところで…お兄さん。その覇気。しまってもらえるかな。」
『…はははっ！！！さすがだ！』
A「この平穏な時代になんてもの身につけてるのよ。心配になるわ。」
『お前も、そのナリで葡萄酒とは…少し年寄り臭いぞA。』
A「残念ながら、今回もAじゃないけど…その名前を知ってることが何よりの証拠だね、副船長。」
『残念だ。互いにな。今の私は副船長でも、シルバーズ・レイリーでもない。』
A「ふっ…あははは！」
レイリー『はっはっはっは！！』
店内の客は2人だけのようで、なんとも不思議な空気が流れる。
A「いやぁ！！わっか！！レイリー若いー！！！」
レイリー『お前は変わってなさすぎるぞ！A！！』
パァン！と景気の良い音を立て、ハイタッチを交わす男女。
2人の顔は心底楽しそうだった。
A「レイリーは絶対この街にいると思ったの。
そしたら来てみてびっくりよ。街並みは全然違うのに、同じところに店があるんだもん！
もしかして…シャッキーが…？？」
レイリー『あぁ。今は外してしまってるがな。後で会えるだろう。ところでA。聞いてもいいか？』
A「……歳でしょ？今、25。4回目よ。」
レイリー『4回目、、、今回は随分と時間がかかったようだな。』
A「うん…500年…かかったー！」
レイリー『その間、お前の記憶に悩まされていたあいつらが気の毒だ！俺もだが！！』
ははは！と声を上げて笑う男が
また会えて嬉しいぞA。
と優しい顔で頭を撫でる。
嬉しそうに目を細める女性は、静かに
待っててくれてありがとうね。
と呟いた。
A「そういえば！ここに来る前に、ロジャーに会って来た。」
レイリー『ロ、、、そうか。元気だったか？
まさか記憶もなかったとかじゃないよな？』
A「あはは！それだったら面白い。
すっごい元気だったよ〜。ちゃんと覚えてた…」
レイリー『あいつは…ローグタウン辺りにいそうだな。』
A「さすがレイリー。そう思って私も、最初にローグタウンに行ったの。そしたら…」
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むぎむぎ(プロフ) - 天草 翠さん» そんなにお褒めいただけるなんて……ありがとうございます！！読んでいただき感謝です！！！！ (2022年10月1日 21時) (
レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
天草 翠 - とても素敵な作品でした！物語の設定や進み方が本っ当にセンスがあってここでは書ききれません(๑>◡<๑) ありがとうございました╰(*´︶`*)╯♡ (2022年10月1日 18時) (レス) @page44 id: 70ed37fde4 (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人さん» ひゃー！！ありがとうございます！！こちらこそ読んでいただき、コメントまで本当にありがとうございます！！ (2022年9月30日 22時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人(プロフ) - すごく素敵な作品をありがとうございます。とても面白かった...。感動しました。本当にありがとうございます。 (2022年9月30日 20時) (レス) @page44 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎむぎ | 作成日時：2022年9月29日 18時
