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呪い…と理解が追いついていない麦わらの一味。
その様子を気にすることもなくレイリーは話を続けた。
レイリー『キミたちが会ったAは3度目の生まれ変わり。私が初めて会ったのは2回目だった。
その呪いは…前世の記憶、感覚がすべて残り、何度生まれ変わろうと、容姿まで同じと言うものだ。』
感覚も……とその言葉の意味を理解した皆が、息を呑む。
ロー『つまり…良い記憶も悪い記憶も、死ぬ時の痛み、絶望さえ忘れられないってか…』
レイリー『まぁ…そういうことだ。本人は気に入っていたがな。』
A《だってさ！何百年、何千年の記憶が残るんだよ！それって、すごいことじゃん？
大好きな人たちのことも、一生忘れなくて済むし！
次に生まれてくる私は、人の何倍も人生の楽しみ方を知ってるってことだよ！？》
ゾロ『ははっ！ノーテンキな野郎だ！』
サンジ『さすがAちゃん！かっこいいぜ。』
フランキー『でもなんで、Aは呪いなんてかかっちまったんだ？』
レイリー『前世のAが原因だ。
今から200年ほど前…彼女は貴族の奴 隷としてこの世に命を受けた。私たちが一生知ることの出来ない世界の話だ…
奴 隷として生きている女性は、大人になったとき……
死ぬよりも辛い思いをすると言っていた。女として…な。』
言葉は濁しているが、レイリーの表情が険しくなったことが
その言葉の意味を理解をさせるには十分なものだった。
レイリー『Aは25の時に、自ら命を絶ったそうだ。自由を手に入れるために。』
ロビン『死を持ってでも逃げ出したかったのね…』
レイリー『その時、呪いを受け、忘れ去りたい過去さえも忘れられなくなった。
命を無駄にしたことを一生悔いて生きろと言われているようだと話していたよ。』
ブルック『そんな……無駄って…Aさんが不憫すぎる！ひどいですよ！！』
ルフィ『う、嘘だろ…Aは…ばぁさんだったのか！？』
ロー『違う！』バキッ！
サンジ『やめろ！！』ゴンッ！
レイリー『ルフィ。良いところに気が付いたな。
そうだ。あいつは300歳近いばばぁだ。』
『『いや！否定しろ！！！』』
『あははっ！』『うふふっ！』
『しししっ！』『ふっ』『はははっ！』
ルフィのおかげで、この日やっとこの店に笑い声が響いた。
レイリー『はっはっは！！！
さすがは！Aがついて行った船の船長だ！』
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むぎむぎ(プロフ) - 天草 翠さん» そんなにお褒めいただけるなんて……ありがとうございます！！読んでいただき感謝です！！！！ (2022年10月1日 21時) (
レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
天草 翠 - とても素敵な作品でした！物語の設定や進み方が本っ当にセンスがあってここでは書ききれません(๑>◡<๑) ありがとうございました╰(*´︶`*)╯♡ (2022年10月1日 18時) (レス) @page44 id: 70ed37fde4 (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人さん» ひゃー！！ありがとうございます！！こちらこそ読んでいただき、コメントまで本当にありがとうございます！！ (2022年9月30日 22時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人(プロフ) - すごく素敵な作品をありがとうございます。とても面白かった...。感動しました。本当にありがとうございます。 (2022年9月30日 20時) (レス) @page44 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎむぎ | 作成日時：2022年9月29日 18時
