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A「は、本当にエースって名前なの…？」
ロジャー『おう！！もちろんだ。』
"俺の昔の女の名前。"
A『あはは！そっか！驚かせて悪かったねエース。
私はあんたの父ちゃんの友達だ！』
突然現れた小さな子供の頭をぐりぐりと撫で回すAは
心底嬉しそうな顔をしている。
エース『やめろっ！ガキ扱いすんな！』
ロジャー『エース。こいつは俺の大切な女だ。優しくしろ。』
A「ロジャー。子供の前で大切な女とか言わないで。
あんた、子供がいるってことは奥さんも…」
ロジャー『いねぇよ。』
A「えっ？」
ロジャー『こいつぁ、孤児院で見つけたんだ。見た瞬間に俺の息子だと思ってな。連れてきた！！』
大きな手でエースの頭を撫でるロジャー。
エースを真ん中に3人でベンチに腰掛ける姿は
家族そのものだ。
A「そう。」
ロジャー『いくら聞いても名前を教えてくれなくてなぁ。
勝手にそう呼んでたら気に入ったらしい。』
A「いいじゃん。ねぇ！エース！今から私とデートしない？」
ロジャー『おー行ってこい。俺は少し用事があるんだ。
面倒見てくれんなら助かるぜ。』
A「よし決まり！行くよ！！」
エース『えっ…おい！おやじ！！！』
半ば無理やり手を引かれ、Aとエースは街へと繰り出した。
A「エースは好きな食べ物なに？」
エース『辛いもの。』
A「この街は好き？」
エース『普通。』
ふふっ！と笑う旅人と手を繋いで歩く少年。
ぶっきらぼうな態度のわりに手を離さない姿がなんとも可愛らしい。
A「ロジャー…父ちゃんのこと好き？」
エース『なぁ。なんでお前は…』
A「A。」
エース『…Aはおやじのことロジャーって呼ぶんだ？』
A「そうねぇ…あだ名かな。
大昔にね？"ゴール・D・ロジャー"という偉大な男がいたの。エースの父ちゃん、とっても似てるの。だからかな！」
エース『ふーん。』
A「エースはこの名前気に入ってる？」
エース『俺…本当は名前なんてなかったから…だから答えられなくて……
でも、この名前をおやじがつけてくれたから…すげー好きだ！！』
A「ポートガス・D・エース。この男もまた勇敢な男だった。かっこよくなりなよ！」
無邪気な笑顔を向けられ、頬を赤く染めた少年は、
母親ってこんな感じなのだろうか…
と思ったという。
A(今世では仲良くしてるみたいでよかったよ。)
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むぎむぎ(プロフ) - 天草 翠さん» そんなにお褒めいただけるなんて……ありがとうございます！！読んでいただき感謝です！！！！ (2022年10月1日 21時) (
レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
天草 翠 - とても素敵な作品でした！物語の設定や進み方が本っ当にセンスがあってここでは書ききれません(๑>◡<๑) ありがとうございました╰(*´︶`*)╯♡ (2022年10月1日 18時) (レス) @page44 id: 70ed37fde4 (このIDを非表示/違反報告)
むぎむぎ(プロフ) - ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人さん» ひゃー！！ありがとうございます！！こちらこそ読んでいただき、コメントまで本当にありがとうございます！！ (2022年9月30日 22時) (レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人(プロフ) - すごく素敵な作品をありがとうございます。とても面白かった...。感動しました。本当にありがとうございます。 (2022年9月30日 20時) (レス) @page44 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎむぎ | 作成日時：2022年9月29日 18時
