@45〜キヨside〜 ページ5
次の日、、、
珍しく早起きをした俺は、昼ごはんも食べ、昨日干しておいた2人分の洗濯物をしまい、
さっき撮り終えた動画を編集していた。
もちろんリビングでエアコンをフル稼働させて。
どうせAの帰りは遅いんだろうなぁ…
終わったらもう一本撮るか…？
なんて考えてたら
A「ただいまぁ…」
と、玄関から聞こえる声。
早くね？？幻聴…？なんて思いながら扉を開けると
靴を脱いでるAの姿があった。
A「おっ。いたんだ。キヨただいまぁ。疲れたわぁ…」
呑気にへにゃりと笑うAを見て
寂しかった気持ちがなくなると同時に、昨日の変な感情が湧き上がってきた。
キヨ『きぃちゃんおかえり。』
わざと。そう、わざと呼んでやった。
A「き、、……キヨさぁ昨日、奈美の前でなんか言ったべ。」
キヨ『いや。なんも？』
A「………そう？……きぃちゃんって久しぶりに言われたわ。」
洗濯物を脱衣所に置くと、スーツのネクタイを緩めながら
涼しい〜！とキッチンへ向かう兄ちゃん。
きっと世の中の女はこういう仕草がたまらなくカッコよく見えるのだろう…
A「やっぱりお前、昨日なんか愚痴っただろ。」
そう言って、ウィスキーが入ったまま流しに置きっぱにしていたグラスを持ち、笑い出した。
キヨ『あっ……(笑)』
でもあれは俺の独り言だし…
ちょっと奈美さんに届けばいいなぁってくらいで…
ってなんて心の中で返事してたら
ちょっと驚くことを言われた。
A「いやぁ。実はさ、夢に奈美出てきたんだよ。」
キヨ『はっ…？』
A「キヨくんが1人でお留守番してるのに気を使わせて、なにしてるの！？洗濯もしてくれたのに！って怒られた(笑)」
キヨ『えっ？まじで…？？』
A「まじまじ。しかも本当に洗濯してくれててビックリしたんだよww
いやぁ。奈美は俺以上にキヨに甘かったからなぁ…まさかキヨの愚痴…てか独り言か？を聞いて、夢に出てくるまでとは(笑)」
キヨ『そんなことある……？』
A「不思議なこともあるもんだなぁ。」
キヨ『うん…いや。びっくり……』
A「寂しくてヤキモチでも妬いてたかwww？」
キヨ『そんなんじゃねぇし。』
A「お前ほんと、俺のこと好きなww
まぁ、俺も早く帰りたかったけどさ。キヨと2人ってやっぱり退屈しねぇなぁって実感したわw」
俺はその言葉を聞いて、心底満足をした。
キヨ『俺は久しぶりに1人も楽しかったけど？(笑)』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 329人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むぎむぎ(プロフ) - ゆさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！！今途中まで書いている話も頑張って更新した行きたいと思います！！最後まで読んでいただきありがとうございました！！ (2022年5月6日 22時) (
レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 初めまして、コメント失礼します。 完結おめでとうございます、そしてお疲れ様です！とても楽しく読ませていただきました。まだまだ二人の日々を読んでいたかったですが、良い終わり方でよかったです。新しい作品も読ませて頂きます。これからも楽しみにしております！ (2022年5月6日 11時) (レス) @page28 id: 8b229610da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：むぎむぎ | 作成日時：2022年4月12日 19時
