@66 ページ26
A『こんなもんかなー！！キヨォ！
リビング片付いたぞぃって……お前、ゲームしてんじゃねぇよ！！！』
キヨ『待って！待って！！！だって、無くしたと思ってたソフト見つけたんだもん！！』
A『だもん！じゃねぇ！！俺は手伝わねぇからな！！！』
没収！！とキヨからゲームを取り上げるとAはリビングへと戻っていく。
前のマンションよりも間取りも良く、広いマンションに越してきた2人は
片付けに追われていた。
段ボールから食器類を出して、
キッチンの食器棚にしまうAのもとに
そろそろ…とキヨが近寄ってくる。
A『なにしたー。はやく部屋片付けてこい。』
キヨ『ねぇ、兄ちゃん。』
A『あー？』
キヨ『ごめnA「ごめんなし。いらねぇよ、そんな言葉。」
むぅ…といじけるキヨは
だって…とでも言いたそうにしている。
A「こういう時はな、ごめんより100倍嬉しい言葉がある。」
キヨ『兄ちゃんがいてくれてよかった。ありがとう。』
A「ん！合格だ！」
そう言ってやっとキヨの方を見たAが
満面の笑みでキヨの頭をガシガシと撫で回す。
A「ごめんな？全然連絡しなくて。
どうせキヨのことだから変なこと考えてんだろうなってわかってはいたけど、
ちょっと片付けたいことあってさ…ごめんな？」
キヨ『そっちが謝ってくんのかよ(笑)
でも、本当に！！俺は心配だったんだぞ！！
兄ちゃんともう一緒に住めないのかと思って…』
A「やっぱり変なこと考えてたんだなぁww
だーいじょうぶ。俺がお前を裏切ると思うかー？？
心配すんな。にーちゃんがそばにいてやっから。な？」
もっと早く言えよ…とキヨは不満そうな顔をするが、
これがAなのだと知っている。
本当は自分でもわかっていた。
こんなの取り越し苦労なのだと。
でも不安だったのだから仕方ないとキヨは開き直る。
キヨ『また変なことに巻き込むかもしれないよ？』
A「心配いらねぇよ。何があっても、誰がなんと言おうと、俺は一生キヨの味方だ。
お前のことちゃんと世話してくれるいい人見つかるまで一緒にいてやる。」
キヨ『じゃあ一生見つからなくてもいいか。』
A「それは…困るかな…」
キヨ『おいっ！！！』
2人の笑い声が響く。
今日から新しい家で、いつもの2人の生活が始まる。
これからも何があってもこの2人なら大丈夫だと
周りの人間は言った。
A「早く片付けてこい！！！」
---完
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 329人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むぎむぎ(プロフ) - ゆさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！！今途中まで書いている話も頑張って更新した行きたいと思います！！最後まで読んでいただきありがとうございました！！ (2022年5月6日 22時) (
レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 初めまして、コメント失礼します。 完結おめでとうございます、そしてお疲れ様です！とても楽しく読ませていただきました。まだまだ二人の日々を読んでいたかったですが、良い終わり方でよかったです。新しい作品も読ませて頂きます。これからも楽しみにしております！ (2022年5月6日 11時) (レス) @page28 id: 8b229610da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：むぎむぎ | 作成日時：2022年4月12日 19時
