@54〜キヨside〜 ページ14
兄ちゃんとの連休が終わり、またいつも通りの日々が始まる…はずだった。
俺はフジからの鬼のような電話で目を覚ます。
キヨ『………はぃ。』
フジ『キヨ！！やっと出た…お前大変なことになってんぞ！？ツイッターとかネット掲示板見たか！？』
キヨ『えっ？見てねぇけど…なに？なんかあった？』
フジ『A先輩の車と、マンション特定されてんぞ！！！！！』
キヨ『はっ……？？？』
俺が急いでネットで調べると…
目を疑うものが次々と出てくる。
今まで散々巻き込まれて炎上してきた俺でも
さすがにこれは笑えない…
キヨ『フジ…これ、、、どーゆこと…？』
フジ『出どころはツイッターらしいんだよ。
2人で旅行行ってただろ？A先輩の車に2人で乗ってる写真が出回ったみたい…
原因のツイートはすぐ消されたみたいだけど、タチの悪い奴らが拡散したんだよ。』
キヨ『でもこれ、２日前の話だよ…？さすがに、、、』
フジ『多分…お前か、A先輩を見かけでもした人達が、車の特定のせいで疑惑が確信になったから、マンションの特定までが早かったんだと思うけど…』
どうしよう…
散々巻き込まれて来たけど、俺が最悪の形で1番巻き込みたくなかった人を巻き込んでしまった。
家の特定は1番されたくないし、
ましてやここは、Aの家なわけで、、、
つーか、待って….普通に怖い…
引っ越し…いや。でも兄ちゃん、、、
ここ離れたくないんじゃないか…
俺が一緒になんて住んだから…
一緒に住んでるなんて報告したから…
あの時、あのまま好き勝手言わせておけばよかった。
彼女疑惑だ、結婚疑惑だ騒がせておけば
Aを巻き込まないで済んだのに。
フジ『キヨ！！』
兄ちゃん、怒ってるかも…
怒ってなくても愛想尽かされて、もう拒絶されたり、、、
連絡してくれなくなったり…
フジ『キヨ！！』
キヨ『あっ…ごめん。』
フジ『大丈夫だ。お前にはA先輩がついてるから一旦、落ち着け。
あのA先輩だぞ。大丈夫…とにかく先輩に連絡してみて。』
キヨ『わかった。フジありがと。また連絡する…』
フジとの電話を切って、すぐに兄ちゃんに電話をかけようと思った。
思ったけど、怖くて通話ボタンが押せない…
もし出なかったら…なんて思うと怖くて仕方なかった。
prrrr…
その時、ケータイが震えた。
"A兄ちゃん"
今、涙目なのが自分でもわかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 329人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むぎむぎ(プロフ) - ゆさん» とても嬉しいコメントありがとうございます！！今途中まで書いている話も頑張って更新した行きたいと思います！！最後まで読んでいただきありがとうございました！！ (2022年5月6日 22時) (
レス) id: 0ab5c4428c (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 初めまして、コメント失礼します。 完結おめでとうございます、そしてお疲れ様です！とても楽しく読ませていただきました。まだまだ二人の日々を読んでいたかったですが、良い終わり方でよかったです。新しい作品も読ませて頂きます。これからも楽しみにしております！ (2022年5月6日 11時) (レス) @page28 id: 8b229610da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：むぎむぎ | 作成日時：2022年4月12日 19時
