☆《A》 ページ29
「相葉さん。」
「どうしたの、ニノちゃん。」
「翔さんの所、行って下さい。翔さんは相葉さんを求めている筈ですから！」
「で、でも。」
「こんな雑魚、我々三人で大丈夫ですから、早く！」
「ありがとう！」
三人に後で感謝しないとね！
翔ちゃんの側に居るって決めたんだから、一方的でも強引でも翔ちゃんの隣に居てやるんだから！
パンッ！！
近くで銃声の音が聞こえた。
「まさかっ！？」
急いでその音が聞こえた方へ走り出す。
「翔ちゃん！」
「…ッハァハァ、まさ…き。」
肩から血を流す翔ちゃんと倒れた男。
「きゅ…急所じゃないから、だ、大丈夫…。ハァハァ、まさき…ごめん。」
俺は翔ちゃんを背負い、救急に連絡した。
「翔ちゃん、救急車、来るから、助かるからね。」
「おれ…死ぬ覚悟で…やった。だから、満足してる。でも、まさきに未だ言ってない事があるから、死にたくなくて、それで、助かるつもりでやったけど…結局…けがした。」
そして、俺の背中で意識を飛ばした。
てか、俺に未だに言ってない事って何だろう？
・
・
・
翔ちゃんは病院に運ばれ、治療を受け、入院する事になった。
「お見舞いに来たよ、翔ちゃん。」
「しょーくん、無茶し過ぎだよ。後で反省文だからね？」
「…さとしくん、勝手な事して、ごめん。にのもじゅんもごめん。」
翔ちゃんは肩を抑えながら、そう言った。
「ひとまず生きてて良かったです。」
「そうそう、大事に至らなくて良かったよ。」
「…治療は終わったけど、退院はもう少しかかるみたい。だから、復帰は遅くなるかも…。」
「まずは治してね。万全の状態で来てくれないと困るよ、しょーくん。後は相葉ちゃんに任せるね。」
そう言って、三人は翔ちゃんの病室から出て行った。
「…まさき、助けてくれてありがとう。」
「うん。」
「おれ、初めて人を殺した。あの時の光景が目を閉じると蘇ってくるんだ。こわくて、きもちわるくて、おれ、やってしまったって。でも、まさきが側に居ると思うと安心できる。おれ、まさきが好きなんだと思う。最初は分からなかったけど、少しずつ気持ちを理解する事が出来るようになって、まさきの気持ちに応えたいって思った。」
「翔…ちゃん。」
「まさき、好き。大好き。ずっと、おれの側に居て。」
「そんなの当たり前じゃん！ずっと、ずーっと翔ちゃんの側に居るからね！」
ようやく、俺と翔ちゃんの気持ちが一緒になった。
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山風無限(プロフ) - 翔華さん» レス、ありがとうございます！いえいえ！嬉しいです！！私も翔華様の作品を読んでますので、楽しみにしてます！お互いに頑張っていきましょう！！ (2017年12月27日 19時) (
レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - 山風無限さん» はい、いくつか読ませていただてますよ＾＾ 読み逃げ状態ですみません。また寄らせて下さい！ (2017年12月27日 19時) (レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - 翔華さん» コメントありがとうございます！いえ、ありがたいです！翔くんは永遠に彼に守られます！何とか書き終えました。バッドエンドも考えましたが、それはやっぱりダメかなと悩んでこうなりました！もし良ければ、他の作品にも立ち寄って下さると嬉しいです！！ (2017年12月27日 18時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - こんばんは。完結おめでとうございます！お疲れ様でした。コメントなくてごめんなさい…。やっぱり最後まで相葉くんは翔ちゃんの味方でしたね。相葉くんの優しさでほっこりできる最後でした＾＾本当にお疲れ様でした。 (2017年12月27日 18時) (レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - お星様(評価)が40個となりました！！押して下さった読者の皆様、本当にありがとうございます！より良い作品作りを心掛けていきたいと思います！！ (2017年7月13日 7時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
x他1人 | 作成日時：2017年3月5日 19時
