☆ ページ24
息が止まりそうな
激しい戦いが始まった。
相葉以外のメンバーは真剣な眼差しで見入っている。
中でも櫻井は目を潤ませて見ている。
「翔ちゃんは渡すもんかっ！！」
「翔はこれからの未来の為にアンドロイド開発研究所に欠かせない存在なのだっ！！」
闘志と闘志の激しいぶつかり合いが櫻井の強い感受性に大きく響く。
最初は目をキツく閉じるだけだったが、頭を抱え、蹲る所まで発展する。
「翔君！」
「翔さん…。」
「しょーくんの強い感受性が二人の戦いをきっかけに働いたという事か…。」
「うゔっ、で、でも、み、見ないと…まさきを応援しないと…。」
櫻井は苦痛に耐えながら、ゆっくりとその眼を開け、相葉を視界に入れる。
その眼は深紅に染まっていた。
「ま、まさ…き、お、おれは…おれはっ…まさきの…まさきのそばにいたい！！だからっ、おにいさんに、勝てっ！！」
櫻井の叫びはしっかりと相葉の耳を通った。
「しょ、翔…ちゃん。」
「翔の言葉を聞く余裕なんてあるのか？無いのに余裕のフリをして…己の行動を後悔しろ！」
櫻井の瞳は宝石、ルビーのような輝きを放ち、相葉を捉えていた。
「まさき、おにいさんの目を覚まさせて！おにいさんはおれの頭脳に対し、間違った使い方をさせようとしているっ！それに Code S のパスワードを教えたら、ダメだからっ！」
Code S、櫻井がアンドロイド開発研究所時代に作り上げた最強のアンドロイド。
どんな事も可能になる世紀の大発明だが、使い方を誤れば、世界を滅ぼしかねない兵器にもなるのだ。
何故、瞳が紅いのかというと、櫻井の感受性が全てを受け入れ、MAXになった事の証拠なのだ。
全ての情報を瞬時に理解し、判断し、解決へ導く最高の頭脳の持ち主、それこそ、櫻井なのだが、解放した時、身体には途轍も無い負担がかかる。
その為、強引に無関心にして、抑え込む事で感受性の解放を抑制していたのだが、遂にそれも耐えられなくなったようだ。
「まさき、左へ避けろ！」
相葉は櫻井の言う通りに左へ避けると岡田の動きを華麗に見切ったのだ。
これを受けて、櫻井は未来予知が出来るという訳では無い。
人の体の筋肉の動きをから、相手の次の動きを予測したのだ。
「次は右！」
これは櫻井の強過ぎる感受性と天才的な頭脳無しでは出来ない代物なのだ。
「…ハァハァ…。」
櫻井は頭も体も疲れていた。
相葉は櫻井の本当の力に驚きを隠せずには居られなかった。
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山風無限(プロフ) - 翔華さん» レス、ありがとうございます！いえいえ！嬉しいです！！私も翔華様の作品を読んでますので、楽しみにしてます！お互いに頑張っていきましょう！！ (2017年12月27日 19時) (
レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - 山風無限さん» はい、いくつか読ませていただてますよ＾＾ 読み逃げ状態ですみません。また寄らせて下さい！ (2017年12月27日 19時) (レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - 翔華さん» コメントありがとうございます！いえ、ありがたいです！翔くんは永遠に彼に守られます！何とか書き終えました。バッドエンドも考えましたが、それはやっぱりダメかなと悩んでこうなりました！もし良ければ、他の作品にも立ち寄って下さると嬉しいです！！ (2017年12月27日 18時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - こんばんは。完結おめでとうございます！お疲れ様でした。コメントなくてごめんなさい…。やっぱり最後まで相葉くんは翔ちゃんの味方でしたね。相葉くんの優しさでほっこりできる最後でした＾＾本当にお疲れ様でした。 (2017年12月27日 18時) (レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - お星様(評価)が40個となりました！！押して下さった読者の皆様、本当にありがとうございます！より良い作品作りを心掛けていきたいと思います！！ (2017年7月13日 7時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限
x他1人 | 作成日時：2017年3月5日 19時
