Prologue ページ1
アンドロイドの暴走。
人間が開発したのだが、人間を脅かし、逆らうようになったのだ。
アンドロイドの暴走は命を奪うようになり、今日も「嵐」が動き回るのだ。
嵐メンバーの職場。
既に四人が集まっているが…。
「相葉ちゃん、しょーくんは？」
「てっきり、翔さんと相葉さんはセットだと思ってましたし…。」
「翔君が来ないとか、珍しいね。」
「……いる。」
「おはよう、しょーくん。」
「おはよ…さとしくん。」
櫻井はリーダーの大野に挨拶した後、フラフラとした足取りでソファーに座っている相葉の元へ行く。
当の相葉は満更でも無さそうな表情を浮かべながら、櫻井を受け入れる。
「翔さんと相葉さんはラブラブですね。」
「ちょっと、ニノちゃん！そんな冷めた表情、止めてよ〜！」
「…話、変わってる。」
「ふふっ、しょーくんは真面目で偉いね。」
大野は笑みを浮かべながら、櫻井の艶のある髪をさらさらと撫でた。
櫻井は少し嬉しそうな表情を見せつつ、相葉の頬を何度も優しく撫でた。
「まさきの肌、すべすべ。」
「翔ちゃん、くすぐったいよ〜！」
櫻井は子どものように相葉と絡み、相葉は持ち前の明るい太陽のような笑顔を見せ、はしゃいでいる。
「うわー、相葉さん、ズルい。俺も翔君に撫でられたいのに…。」
「潤君、嫉妬はダメですよ。どうせ、二人の輪には入れませんから。」
「分かってるけどさ…。」
松本はムッとする。
二宮はそんな松本を宥める。
言葉など、舌足らずで子どもっぽさが溢れているが、櫻井を尊敬している松本は自分とは違う相葉との関係性が少し羨ましいのだ。
「しょーくん、ストップ。相葉ちゃんも調子に乗っちゃダメだよ。」
「…わかった。」
櫻井は聞き分けが良く、大野に従い、子犬のような眼差しを相葉に向け、自分のデスクに戻り、手を何度も触っていた。
「翔ちゃん、大丈夫？」
「…うん。大丈夫。」
櫻井はそう言い、アンドロイドの資料をボーッとした感じで眺めていた。
そんな櫻井を見て大野は満足したように二宮に情報を促す。
松本と相葉は戦闘メインなので二宮が話すアンドロイドの情報を真剣に聞いていた。
真剣に聞きつつ、相葉は櫻井が心配になり、横目で見てみると櫻井はパソコンを素早くタイピングしていた。
仕事になると水を得た魚のように変わる、いつも通りの櫻井を見て相葉は得体の知れない満足感を得ていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 207人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山風無限(プロフ) - 翔華さん» レス、ありがとうございます！いえいえ！嬉しいです！！私も翔華様の作品を読んでますので、楽しみにしてます！お互いに頑張っていきましょう！！ (2017年12月27日 19時) (
レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - 山風無限さん» はい、いくつか読ませていただてますよ＾＾ 読み逃げ状態ですみません。また寄らせて下さい！ (2017年12月27日 19時) (レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - 翔華さん» コメントありがとうございます！いえ、ありがたいです！翔くんは永遠に彼に守られます！何とか書き終えました。バッドエンドも考えましたが、それはやっぱりダメかなと悩んでこうなりました！もし良ければ、他の作品にも立ち寄って下さると嬉しいです！！ (2017年12月27日 18時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - こんばんは。完結おめでとうございます！お疲れ様でした。コメントなくてごめんなさい…。やっぱり最後まで相葉くんは翔ちゃんの味方でしたね。相葉くんの優しさでほっこりできる最後でした＾＾本当にお疲れ様でした。 (2017年12月27日 18時) (レス) id: 37eca17cbd (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - お星様(評価)が40個となりました！！押して下さった読者の皆様、本当にありがとうございます！より良い作品作りを心掛けていきたいと思います！！ (2017年7月13日 7時) (レス) id: 2ea08a95cc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山風無限
x他1人 | 作成日時：2017年3月5日 19時
