◇初デート◇ ページ17
今日は太宰さんとデート。
…数日前に約束をして今日に至る。
約束は12時に時計台前…只今12時丁度_
「あ、A!ごめんね、待たせちゃって。」
『…!いえ、全然です。私も先刻来たばかりですし…』
…格好いい。
何時もとは違う服装で。何時もとはなんだか違って。
顔が少し熱い…ような。
「なら良かった。…じゃあ、行こうか」
『…はい!』
歩き始めて少し経って、
私の左側にいる太宰さんが少し距離を詰めて来て
自然と手を取って、繋ぐ。
_勿論、恋人繋ぎ。
『……』
「手、繋いだだけで照れてるの可愛いね?」
『ち、がいます…』
「…ふふ、そう?」
ちょっとからかってくるのも付き合ってることを実感させる。
_歩いている間、太宰さんはずっと喋りかけていてくれて楽しかった。
「そういえばね、
この前また綺麗な川を見つけたのだよ!」
とか
「前本で読んだ自”殺法を昨日試して見たのだけどね、
思っていたより遥かに痛すぎて辞めたのだよ。
…何かいい自”殺法知らないかい?」
そんなだけど…まぁ楽しかった。
話しながら数分して、着いたのは海の見える公園。
「ほら、ここ。綺麗だろう?どうしてもAと見たくてねぇ。」
『ありがとう、ございます…!すごい綺麗…!』
「ふふ、喜んでもらえてよかった。
ここに来た瞬間Aのことを思い出してね…爽やかできっと映えるだろうなぁと思っていたのだよ。」
そこまで想っていてくれている…と思うと本気で好いていてくれているのだと実感する。
_その後はベンチに座って話していた。
「A。」
『…はい?』
「私の事、好きかい?」
『…勿論ですけど』
「じゃあさ」
「今キスしても怒らないかい?」
『へ、え、と…』
私がしどろもどろしていると
無言で太宰さんは私の手を取って、引き寄せる。
『え_
静かに互いの唇が触れ、波の音だけが響く。
少しの間の出来事なのに、とても長い時間を過ごした気分。
唇を離して、其の儘抱き寄せられる。
『…太宰、さん』
「突然ごめんね、A。
…愛してるよ。」
『……私も、です。』
長くて短い、初デート。でした。
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違和感すごいので後々改変あるかもです!
深夜更新失礼しました…!( ᴗ͈ ᴗ͈)”
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くまさかな(プロフ) - 神作品をありがとうございます(スライディング土下座)リクエストしたいですがリクエストを考える脳がないので更新楽しみに待ってます!!! (2021年11月30日 22時) (レス) @page9 id: 53f59805d4 (このIDを非表示/違反報告)
Rui(プロフ) - 抹茶さん» またまた返信遅くなり申し訳無いです…←ご期待(?)に沿えていて良かったです….!! (2021年11月15日 19時) (レス) id: 238271db5a (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - Ruiさん、お話読みました!やっぱり最高です^ ^体調悪い中本当ありがとうございます!これからもRuiさんのペースで更新して行って下さい!応援してます! (2021年11月8日 21時) (レス) @page8 id: b78242deb3 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 早く続きみたいです (2021年11月7日 22時) (レス) id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - Ruiさん!ありがとうございます、宜しくお願いします! (2021年11月5日 21時) (レス) id: b78242deb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rui | 作成日時:2021年10月27日 22時